【配色の基本】補色をマスターすると色彩豊かな絵画を描くことができる

補色とは

こんにちは、ひだまり絵画教室の駒形です。

前回の記事の続きになりますが

「補色」についてさらに

深掘りをして

解説をしていきたいと思います。



「補色」についてのお話は

こちらの記事を参考にしてみてください。

【補色についてのお話】

この、補色。覚えておいて絵画やぬり絵に活かすと

色彩豊かな絵画やぬり絵を作ることが

できるんですよ。



前回の記事で

「補色」の色のことはお話しているので

今回は

それを踏まえたうえでの

お話になります。

補色の色味にも寒暖を意識して配色を考えてみる

ぬり絵book
愛らしい動物たちのシンフォニー
~美しい自然に癒されるぬりえ~ 江種 鹿乃子 より

上の画像をすこし見てみてくださいね。

こちらのぬり絵

2ページありますが、どちらの絵も

補色を利用して塗ってあるのが分かりますか?


そうです。

両方とも

「黄色」と「紫色」をメインにして

配色を考えて塗っていますね。

↑ こちらの絵と・・・

 

↑ こちらの絵ですね。


両方とも

「黄色」と「紫色」の配色なのですが

なんとなく、全体の印象が違うことが分かってもらえたでしょうか。



そうです!!


一番目の絵はなんとなく、あったかい感じの印象を

受けたかな、と思います。

一方で

二番目の絵はなんとなく冷たい、クールな印象の

絵になったかな・・・と思います。

いかがですか?

こうして配色を塗り比べてみると

受ける印象の違いが分かるのではないでしょうか?

 

これ、

実は同じ「黄色」と「紫色」を

使っていても

「寒」「暖」を意識して、色を選ぶことで

ここまで印象が変わってくるんですよ。

 

色の「寒」「暖」とは

PCCSの色相環

この、色の「寒」「暖」なのですが

これは、色から受ける印象で分かると思います。

ちょっと

分かりずらかったら

「色相環」を見ると簡単に見分けることが

できます。

↑に貼った画像が色相環になります。

黄色でも、黄緑色に近い方の色が

冷たい印象を与える「黄色」になります。

 


そして、

オレンジの方に近い色の「黄色」が

暖かい印象を与える「黄色」という事になります。


こうして

色味の「暖かい感じ」と「冷たい感じ」を

意識して配色をすると

同じ、補色どうしの配色でも

ずいぶんと印象が変わってきます。

 

補色の配色「ダイアート」

この、補色どうしの配色のことを

「ダイアート」と言います。

これは

色相環の分割による配色方法の一つで

色紙検定2級テキストの中に書かれています。

 

 

そうした

色相環の色を規則的に分割する方法を知っておいて

絵画やぬり絵に活かすと

色彩鮮やかで

なおかつ

狙った印象のイメージの絵画(ぬり絵)を

作ることができます。

 

まとめ

イチゴの赤も背景の色が変わると違ってみえる

いかがでしたか?

補色でも

寒暖を意識した配色にすることで

ずいぶんと印象が変わって見えたのではないでしょうか?


この、

寒暖の色を意識して絵を描いたり

ぬり絵をすることは

よい、イメージトレーニングになるので

ぜひ、色の「寒」「暖」を意識して

制作してみてくださいね。

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