![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2023/05/230503152422343.jpg?resize=962%2C1024&ssl=1)
補色とは
こんにちは、ひだまり絵画教室の駒形です。
前回の記事の続きになりますが
「補色」についてさらに
深掘りをして
解説をしていきたいと思います。
「補色」についてのお話は
こちらの記事を参考にしてみてください。
【補色についてのお話】
この、補色。覚えておいて絵画やぬり絵に活かすと
色彩豊かな絵画やぬり絵を作ることが
できるんですよ。
前回の記事で
「補色」の色のことはお話しているので
今回は
それを踏まえたうえでの
お話になります。
補色の色味にも寒暖を意識して配色を考えてみる
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2023/05/2305031524134212-1.jpg?resize=1024%2C563&ssl=1)
愛らしい動物たちのシンフォニー
~美しい自然に癒されるぬりえ~ 江種 鹿乃子 より
上の画像をすこし見てみてくださいね。
こちらのぬり絵
2ページありますが、どちらの絵も
補色を利用して塗ってあるのが分かりますか?
そうです。
両方とも
「黄色」と「紫色」をメインにして
配色を考えて塗っていますね。
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2023/05/230503152422343.jpg?resize=962%2C1024&ssl=1)
↑ こちらの絵と・・・
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2023/05/230503152428995.jpg?resize=994%2C1024&ssl=1)
↑ こちらの絵ですね。
両方とも
「黄色」と「紫色」の配色なのですが
なんとなく、全体の印象が違うことが分かってもらえたでしょうか。
そうです!!
一番目の絵はなんとなく、あったかい感じの印象を
受けたかな、と思います。
一方で
二番目の絵はなんとなく冷たい、クールな印象の
絵になったかな・・・と思います。
いかがですか?
こうして配色を塗り比べてみると
受ける印象の違いが分かるのではないでしょうか?
これ、
実は同じ「黄色」と「紫色」を
使っていても
「寒」「暖」を意識して、色を選ぶことで
ここまで印象が変わってくるんですよ。
色の「寒」「暖」とは
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2023/05/pccshue.jpg?resize=418%2C386&ssl=1)
この、色の「寒」「暖」なのですが
これは、色から受ける印象で分かると思います。
ちょっと
分かりずらかったら
「色相環」を見ると簡単に見分けることが
できます。
↑に貼った画像が色相環になります。
黄色でも、黄緑色に近い方の色が
冷たい印象を与える「黄色」になります。
そして、
オレンジの方に近い色の「黄色」が
暖かい印象を与える「黄色」という事になります。
こうして
色味の「暖かい感じ」と「冷たい感じ」を
意識して配色をすると
同じ、補色どうしの配色でも
ずいぶんと印象が変わってきます。
補色の配色「ダイアート」
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2023/05/22-02-25-17-25-33-517_deco.jpg?resize=677%2C677&ssl=1)
この、補色どうしの配色のことを
「ダイアート」と言います。
これは
色相環の分割による配色方法の一つで
色紙検定2級テキストの中に書かれています。
そうした
色相環の色を規則的に分割する方法を知っておいて
絵画やぬり絵に活かすと
色彩鮮やかで
なおかつ
狙った印象のイメージの絵画(ぬり絵)を
作ることができます。
まとめ
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2023/05/DSC_0313.jpg?resize=464%2C464&ssl=1)
いかがでしたか?
補色でも
寒暖を意識した配色にすることで
ずいぶんと印象が変わって見えたのではないでしょうか?
この、
寒暖の色を意識して絵を描いたり
ぬり絵をすることは
よい、イメージトレーニングになるので
ぜひ、色の「寒」「暖」を意識して
制作してみてくださいね。