【空の描き方】たくさんのブルーを使い分けましょう!

本物そっくりに描くコツ

小学4年生ごろになると、絵が写真みたいに、リアルに描けるようになりたいな・・・。

そう、思うようになってくるようです。

それと同時に

図画・工作に苦手意識が出てくるみたいです。

 

あの子はなんであんなに上手に絵が上手く描けるんだろう・・・。

 

だんだんと

自分と他者を

比べてみるようになることも

一つの原因なのかもしれませんね。

 

客観的に自分のことが

認識できるようにもなる時期です。

 

このころに

ちょっとした

コツさえ、分かれば

図画・工作に苦手意識を持たずに

絵や物作りを楽しむことができるように

なります。

 

絵に苦手意識を持たないポイントは2つあります。

①描こうをする対象物をよく、観察する という事です。

意外と私たちって

思い込みで対象物を見ているんですよね。

 

自分では、対象物をよく観察してるつもりでも

見えていないことが ほとんどです。

それから、もう一つは

 

②裏側も想像して描くことです。

空間認識能力 とも言われたりします。

この、空間認識能力が優れていると

スポーツの上達が早い、

絵や図を上手く描ける

算数や理科の理解が早い、

といったことの他にも

自転車や車の運転が上手い、事故に遭いにくい、時間の長さをイメージできる

物事の手順を素早く考えることができる。

 

そうした利点があります。

この、空間認識能力は小さいころからから徐々に発達していって

5歳~9歳ごろには、平面的に認識していたものが

立体的に把握できるようになるそうです。

 

10歳を過ぎたあたりで、空間認識能力は完成すると言われていますから

算数で展開図や立体図形を学ぶのも納得いきますよね。

 

この空間認知能力は、絵や図を描くことで高まります。

絵や図に描くことは抽象的な概念を身に付ける有効な方法の一つなのです。

 

 

 

このように、絵を描く という行為は

視覚だけの情報ではなく

科学的な視点でよく観察して、空間認識能力を使って

考えて描くことがとても大切になってきます。

 

だから

先生からのちょっとしたアドバイスがあると

必ずリアルな上手な絵が描けるようになっていきます。

空の描き方

たくさんの【ブルー】を見つけてみましょう。

よく、やってしまいがちな色のチョイスは

空の色を
純色の

青で塗ってしまうことなんです。

※純色(じゅんしょく)とは、一番鮮やかさを感じる色のことで

白、灰色、黒を混ぜていない色のことを指して言います。

 

 

それから

上空も、地平線に近い部分も、同じ色で塗ってしまうことが

よくあります。

こんな感じですね。

 

よーく観察してみると

空って、上空は純色に近いブルーです。

ブルーの種類はセルリアンブルーですね。

※セルリアンブルーは少し緑に近い色味の青です。

 

そうして

地平線に近づくにつれて、ライトグレイッシュトーンになっていきます。

※ライトグレイッシュトーンは、たくさんの灰色を混ぜた色味の仲間の事です。

 

雲もよーく、観察してみると

下の部分は、ほぼ平になっています。

思い込みで描くと ↓ こんな感じにしたの部分

も膨らんで描いてしまいますよね。

でも、実際は、シュークリームのように上が盛り上がっていて

下は、平なものに載せてあるように平面に近い形になります。

どうですか空や雲だけでも、たくさんの発見があったかなと思います。

こんなちょっとしたことで、少し、大人っぽい

リアルな絵を描くことができるようになります。

まとめ

いかがでしたか? 今回は空の描き方というテーマで記事を書きましたが

この、よく観察すること、ものの裏側を想像して描く

という事は

大人の方が絵画を学ぶ上でも基本になります。

 

それから、

これから、絵画教室を考え中の保護者の方にも

絵を習うってこんな利点もあるんだ!!

そんな風に思っていただけたら嬉しいです。

 

 

感性や情操を伸ばすことはもちろんなのですが

美術の分野は他の分野と分野をくっつける役割を担っています。

これを、多重認知理論と言うそうです。

多重認知理論とは

こちら ↓ を参考にされてください。

多重認知理論とは

こうした認知能力どうしをくっつける役割もしています。

 

 

小学生のお子さんを持つ保護者の方、お子さんとたまにはゆっくり

のんびりと【空】を眺めてみてはいかがでしょうか?

ひだまり絵画教室は、

栃木県で唯一の色彩に関することが学べる絵画教室です。

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