こんにちは、ひだまり絵画教室の駒形です。
ひだまり絵画教室では
色彩学というコースを設けていますが
今一つ、どんなことを学ぶコースなのか
分からない方多いと思います。
そこで
今回は、具体的な学習内容について紹介していきたいと思います。
バルールという言葉を知っていますか?
バルールとは、色の持っている力関係(強弱)のことだと
捉えてくださいね。
同じ赤でも、鮮やかなビビットトーンと
白を多めに混ぜたペールトーンがありますよね。
二つを同時に並べたときに
鮮やかな赤の方が最初に目を引くことは分かりますよね。
そうした色の強弱のことをバルールと言います。
画家はそうした事を考えて絵を描いているんですね。
塗り絵でバルールを使って色を塗ってみましょう
この、バルールを利用することで
絵の中に主役を決めることができるんですよ。
例えば↓の絵をご覧ください。
こちらの塗り絵は
駒形が色を塗った作品なのですが
今回は、右上の「緑色の鳥」を主役に決めて配色を考えてみることにしました。
主役が緑色と決まったら、背景や他の部分はそれ以外の
赤~青までの色を使うことになりますよね。
なので、背景には青から赤の色を使って塗っていきます。
その時に
注意しなくてはならないポイントがあります。
それは背景は主役よりも弱い色を使用する、という事です。
背景に原色のビビットトーンを使ってしまうと、主役が目立たなくなってしまうので
白を混ぜた
ペールトーンやライトトーンを使用しましょう。
そうすることで
主役が引き立つ絵が出来上がります。
いかがでしょうか?
このように配色や
使用する色の濃淡を考えていくと
センスも磨かれるし、絵をどんな風に組み立てていったら
いいのかが分かりますよね。
色彩は感覚の世界
色彩感覚は繰り返し絵を描くことで
身に着いていきます。
スポーツと同じところがあるんですよ。
なので、
このように塗り絵をしながら色彩感覚を身に付けていきます。
ひだまり絵画教室では
本格的な油絵から色鉛筆を使用した塗り絵まで
色彩の知識を活用して
絵を描くことを指導しています。
色彩は絵を描く上で欠かせません。
色彩の知識の基礎を学んで
絵を描く楽しさや表現する楽しさを
知っていただけたらと考えております。