これをマスターすると絵がワンランクUPする!茶色の作り方と使い方

前回の記事では、【茶色】についてお話しましたね。

前回の記事は ↓ こちらです。

【小学生高学年~中学生向け】これをマスターすると絵がワンランクUPする!茶色の使い方使い方と絵の具のはなし

 

今回の記事では

さらに!

茶色について、深掘りをしていきたいと思います。

大人の絵の具を使っての混色や、茶色を絵の中のどこに使うか?

そのことについて、お話していきます!

学童用と大人用の水彩絵の具の違い

あなたは、水彩絵の具には、

【学童用】と【大人用】の2つの種類の水彩絵の具

あるのを、知っていましたか?

水彩絵の具って1種類だけじゃないんです。

 

水彩絵の具は、大きく3つの種類に分類できて

 

①透明水彩絵の具

②不透明水彩絵の具

③半透明の水彩絵の具

 

この、3つに分類することができます。

 

学童用に作られた、水彩絵の具は、半透明なんですね。

小学生でも、使いやすいように、絵の具メーカーが開発した物です。

 

そして、今回お話する

大人用の水彩絵の具は、【透明水彩絵の具】

というものです。

 

私が使用しているのは、

ホルベインというメーカーが作った、「ホルベインウォーターカラー」という

水彩絵の具です。

 

こんな感じ

とても、チューブが小さいですよね。

この、絵の具はパレットにあらかじめ出しておいて

乾燥させます。

水彩絵の具は、乾燥して固まってしまうので

こんな風に、缶に入れたり、ビンにいれたりして保管しています。

そしてパレットはアルミでできたパレットを使用しています。

あらかじめ、チューブから絵の具をパレットに絞りだしておきます。

 

そして、乾いたら

使うときに、水を付けた筆で溶いて使います。

 

学童用の水彩絵の具だけしか、知らないとちょっとびっくり

しますよね。

 

小学校・中学校では、毎回使用するごとに

水道できれいにパレットを洗っていましたからね。

逆に、洗わないと

先生に叱られていましたよね・・・😢

 

さて、

この、透明水彩絵の具を使うと

茶色の表現の幅がぐんっと!UPして

うっとりするような茶色が作れます。

 

どうしても茶色って、

地味な印象になりがちですが、この混色の仕方を知ると

そんなことは言っていられなくなります。

 

輝く透明でクリアな茶色

秘訣は、ベースになるオレンジの混色を最初に作っておくことです!

前回の記事では

茶色の作り方には2種類あるよ。

ひとつは、赤・青・黄色をすべて混ぜて作る方法

2つ目は、オレンジ色の反対色(補色)の青を混ぜる方法と

説明しましたが

 

大人の水彩絵の具では

無限の混色をすることができるんです。

 

オレンジ色に、青を混ぜてもいいのですが

オレンジ色に【ビリジアン】という色、

(これは、緑色なのですが、透明の緑色)

これを混色するのがポイントになります。

 

 

これを混色することによって

クリアで透明な茶色ができます。

黄色は、青みの強いレモンイエローを使用すると

冷たい感じの茶色

 

赤みの強い黄色を混色すると

暖かい感じの茶色になります。

 

赤も、紫に近い赤を混色すると冷たい茶色になるし

黄色に近い赤を混色してあげると

暖かい感じの茶色がつくれるという具合に

絵の具の種類と分量を

いろいろと変えることで

本当に、無数のバリエーションが作れます。

 

 

基本的に

オレンジ色にビリジアン(透明な緑色)を混色した茶色

緑みを感じる明るい茶色なので

枯れ葉など、葉っぱの色に使うと良い感じです。

 

逆に、

オレンジ色に反対色の青を混色した茶色

ずっしりとした重みを感じる茶色なので

木の幹などに使うと良い感じになると思います。

 

 

いろんな色を作るのは

楽しい作業です。

 

今回、茶色をたくさん作ってみましたが

混色も、心が鎮まる感じがして

楽しい時間でしたよ。

まとめ

どうですか?

混色って、奥が深いですよね・・・。

 

でも、色を知ると色を混色する作業だけでも癒されます。

本当ですよ!☺

絵が苦手な人でも、色を眺めてみたり、

絵の具を混ぜて混色するだけでも、楽しい作業だと思います。

 

茶色を作っていて、公園で拾ってきた落ち葉やどんぐりを描いてみたいなぁ・・・。

そう、思いました。

 

茶色は基本的に「暖色」の色です。

寒色よりの茶色でも

冷たい光を描いた時に、その色をしっかりと

引き立ててくれます。

 

絵を描くときには欠かせない【茶色】

【灰色】と同じく、とても欠かせない色なので

この、灰色と茶色を両方マスターできたら

本当に思いどうりの、色彩輝く絵を描くことができます。

 

今まで絵の具での色の混色の話しをしてきましたが

これは、色鉛筆でも全く同じなんです。

色鉛筆の場合は色を重ねて混色するだけです。

絵を楽しんでくださいね。

 

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