こんばんは。
ひだまり絵画教室の駒形です。
今回は、前回お話したこちら ↓ の続きになりますね。
前回と合わせて、この記事を読んでもらえると
より、分かりやすいと思いますので
前回の記事も読んでみてくださいね。
さて。
実際にどのように使うのかを説明していこうと
思いますが、その前に
ガマットマップを用意しなくちゃなりません。
この、ガマットマップは
自作することをお勧めします。
作るのが大変だよーって方は
配色カードを切って、貼り付けると簡単ですよ。
配色カードはこんなもの
画材店や文房具店で購入できます。
Amazonでも、購入できますよ。
配色カードを持っている方は
こんな感じに作って
使ってみましょう。
一番外側はビビットトーンで一番鮮やかな色味になっています。
そして
内側に行くにしたがって
ディープトーン
ダークトーンの彩度の色を貼り付けています。
ディープトーンは、ビビットトーンに少しだけ
黒を加えた彩度の色になります。
ダークトンは、さらに黒を多めに加えた彩度の色です。
中心に行くにしたがって
黒に近い色味になっていく色の地図を作れば
いいんです。
こうすると、着彩(絵の具で色を塗らなくても表ができるので
絵の具を持っていない方、塗るのが大変な方は
は、配色カードを画用紙に張り付けてガマットマップを
手作りすると良いと思います。
ガマットマップは、市販では販売されていませんし、
何より、ガマットマップを一度作ることで
どの色を、どの色をどの分量混色すると
こんな感じの色げできる。という事が
体感できるので、ぜひ、やってほしい作業です。
配色表も、一度作成してみるのも
色彩の勉強になるので、配色表を作ることもお勧めです。
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実際に色を領域を決めてみましょう
上の画像のように、
任意(適当に)色の領域を線で区切ります。
何回もガマットマップを使えるように
100円ショップで販売しているクリアファイルを
切って、その上に油性のマジックで
線を書いて使用します。
上の領域から選んだ色鉛筆は・・・。
まず
オレンジから茶色の色が4色
緑が2色
ウルトラマリンからコバルトブルーの色までの青が4色
赤紫系の色が2色の
合計12色です。
この、色の選び方は
ガマットマップの領域を見て
ご自分のこんな感じかな・・・。で判断してしまって
大丈夫です。
色鉛筆は色味が限定されているので
なんとなくの近い色であれば問題ないです。
ここで、注意してほしい点は
色味(色相)は
青系の色と緑色系の色と、
ほんの少しの鈍いくらい赤紫とオレンジの色だけ
という点です。
前回もお話しましたが
色味(色相)を限定して
その、色味の明度と彩度をたくさん使って
絵を描く(色を塗る)といいんでしたよね。
だから、明度と彩度の勉強になるんですよ。
なので、
色味はたくさんの青と緑。
そしてほんの少しの鈍いくすんだオレンジと赤紫
なのです。
それらを
ぬり絵の図柄に合わせて塗っていくと。
図柄の線できっちり塗り分けるのではなくて
全体的に色をざっくりと塗っていきます。
線は気にしないで
大胆に最初は塗っていきます。
同じ青を塗るときも
筆圧を変えて、濃く、薄くと濃淡が出るように塗っていくと
空間が出て、いい感じになります。
パラソルのところに赤紫で
加筆して、全体の寒暖のバランスを調節していきます。
青ばかりだと
冷たく寂しい印象になってしまうので
ところどころに赤紫とオレンジ(黄土色)を加えていきます。
ウサギの部分には
黄土色を全体に塗っています。
使った塗り絵bookは
愛らしい動物たちのシンフォニー
~美しい自然に癒されるぬりえ~ 江種 鹿乃子 ナツメ社
の1枚です。
夏らしい図柄を選んでみました!
去年の夏は他のページのこんな ↓ 図柄を塗っていたことを
思い出して、なんだか懐かしい気持ちになりましたね。
あれからちょうど1年経ったんだなぁ~。
ぬり絵は自分にとって、いい思い出になるので
時間がかかっても、コツコツ1枚づつ塗るの、いいものですよ♥
私はこちらの
江種 鹿乃子さんの絵が好きなので、少しずつ塗って楽しんでいます。
まとめ
ガマットマップは色を決めるときに便利なツールなので
ぬり絵だけじゃなくて
油絵
水彩画
など、絵画を描くときにも使ってみてください。
どうしても
初心者の方は
色相ばかりを見てしまい
ものにできる光と陰がよくわからずに色を塗る
傾向にあります。
この、色相ばかり目が行ってしまう事を
修正して
明度と彩度で絵作りができるようになるのが
このガマットマップを使用して
絵を描く方法なのです。
油絵や水彩画を描いている人でも
ぬり絵でこの方法を試してみると
否が応でも、色数が少ない中でどう、描くか(絵を作るか)に
着目するので
いい勉強(練習)になります。
次回も、また、別な色の領域で
ぬり絵をしてみたいと思います。
では、また次回に♪