こんばんは!
ひだまり絵画教室の駒形です。
色鉛筆で絵を描いたり
ぬり絵をしたい人も、【油絵の具】での混色を知っておくほうが
上達がはやいよ
そんなお話をしたいと思います。☺
混色の振り返り
初めてこの記事を読む方は ↓ の記事をまず最初に読むことを
お勧めします。
こちらの記事では
赤
青
黄色それぞれを
混色すると、オレンジ、緑、紫色が作れるよ
さらに、
きれいな発色の色を作るには
どうしたらいいのかについても解説しています。
今回の記事では
その、赤、青、黄色を混色してできる色
(これを、2次色と言います)
の中でも、特に!!!!☺
難しい 色 の【みどり】色についてのお話です。
【色彩の基本】緑色の作り方
絵の具セットの中には、すでに緑色が作られて入って
いますよね。
でも、
緑色を使うときは、この、チューブにすでにある
緑色を使ってはいけないのです。
これ、色鉛筆で絵を描くときもそうで
緑色自体は自然の中にある色ではないので
絵の具とか
色鉛筆で直接、画用紙にぐりぐりと色を付けると
イラストレーションや
マンガや、
本当に【ぬり絵】のような
絵になってしまうんですよね。
絵画では、自然な印象にするために
黄色と青を混色して、緑色を作ります。
色鉛筆で絵を描いたり、ぬり絵をする人でも
油絵の具での混色を知っていたほうがいいのは
混色で正確な色が出るのは
油絵の具だけだから。
本当だったら
絵を描こうと思う人は、油絵をやった方がいいくらいなんです。
よく
全く今まで絵に興味がなくて
画材も何も触ったことがない方が
絵を始めてみようかな・・・と思い立ち
色鉛筆なら
ぬり絵なら 簡単だから・・・そう
考えてはじめるのですが
そうすると
混色をして色を作り出すことが難しく
単色で、塗っただけの絵や、ぬり絵になってしまいます。
本当に
絵の基本は【油絵】なんですよ。
黄色と青を混色してみる
まず、始めに
レモンイエローとウルトラマリンを混色してみますね。
すると。。。。
冷たい黄色と冷たい青ですがなんだか
濁ったグリーンになってしまいました。
今度は
今度は
冷たい黄色のレモンイエローと
暖かい青のコバルトブルーを混色します。
すると
きれいな緑色ができました。
最初のウルトラマリンには
赤みの成分が入っているので
濁った緑色になってしまうんですね。
これ!
色鉛筆でも同じ????と思いますよね。
でも、
あったかい青でも
濁る場合があって
冷たい青でもクリアな緑ができる場合があるんです。
ポイントは
青に赤みの成分が入っているかどうか
なんです。
赤。青。黄色。の3色を混色すると
限りなく、黒に近づきますよね。
だから
純粋な黄色と青の中にわずかでも赤の成分が入ると
濁るという訳なんです。
色って
本当に、赤、青、黄色 この3つの成分が
どれだけの割合で混合されているかで
つくられているのですよね。
油絵の具での混色を
たくさんしていくと
この、
混色が分かってきて
それが
色鉛筆での重ね塗りにも応用できるので
色鉛筆を習うより、
油絵の具での混色を学ぶ方が
本当は効率よく絵を学ぶことができるんです。
緑色の応用
さらに、
こんなこともできます。
もっとクリアな緑を作りたいときは
すでに
チューブで作ってある 黄緑に 冷たい黄色のレモンイエロー
を混色すると
こんな、きれいな黄緑ができます。
今度は
緑や黄緑に反対色寄りのバーミリオン ヒュー を混色してみます。
すると
黄土色ができます。
今回使用した油絵の具のセットは
今回使用した油絵の具のセットは
ホルベインのアクアオイル Duo
という絵の具のセットになります。
今回は12色のセットなので、青がウルトラマリンとコバルトの2つ
しか入っていませんでしたが
より、暖かい色味を感じるセルリアンブルー
も混色で試してみると
もっとクリアな緑色ができると思いますよ。
まとめ
油絵の具は敷居が高いから・・・
値段が高いから。
そうゆう理由で色鉛筆を使用する方が多いのですが
本当は
絵を描こうと思ったら、油絵を習ったほうが早いんですよね。
混色でどんな色が出せるのか
・・・は、本当に絵を描く上で基本なので。(;´д`)
知らないと絵を描けないし
描いていて、本当に迷うと思います。
楽しく、自由に絵を描くのだから♥
という方にも
できたら、きれいなオレンジや紫、緑が塗れたらいいですよね
すでに!
出来上がっているチューブや
色鉛筆の緑をそのまま塗るんじゃなくて
ぜひ!
混色できれいな2次色で色を塗ってみてくださいね。
この記事が参になったら嬉しいです。
では、また次回の記事で~☺