![一番手軽な絵画の文字画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/509ca7262a36e1ac82b0c9bbe934e359.png?resize=560%2C315&ssl=1)
鉛筆絵画が一番手軽
こんにちは
の記事でも紹介しましたが
手軽で、
始めやすい絵画って、鉛筆を使ったものではないかなと思います。
そこで
今回は、鉛筆で絵を描く前に知っておいた方がいいよ。
と、いう情報を記事にしてみたいと思います。
の記事内容をもうすこし、詳しく説明した内容になっています。
その前に
「鉛筆画」
というジャンルがあるのですが、「鉛筆画」というネーミングにしてしまうと、「鉛筆だけ」を使った絵画表現になってしまいます。
でも、
私が描いている
鉛筆を中心に使って描いている絵は、鉛筆だけにとどまらず、
色鉛筆だったり、
画用紙も、いろんな種類を使うし、
白色の水彩絵の具絵具だったり、アキーラ絵具だったり
パステルを使ったりというように他の画材も使用しています。
その描き方はこちら↓の記事で紹介しています。
なので
私が描いている、鉛筆を中心にした描き方の絵を
「鉛筆絵画」
とネーミングすることにしました。
「絵」って、こう描かなくっちゃならないという決まりはないので
画材を自由自在に組み合わせて描くことができます。
それには、まず、素材(画材)の特性を知って
絵の具が画用紙にくっつく(固着)の仕組み(メカニズム)を理解することで
自分だけの
オリジナルの絵画表現をすることが出来るんですね。
この記事をきっかっけに、
「自分で画材を工夫して描く楽しさ」
について知ってもらえたら嬉しいです。
それでは
絵を描く前の準備運動をはじめていきたいと思います。
文字や絵が描ける理由を知ると画材を自由に使いこなせるようになる
![文字が書ける理由は?の文字画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/abc5494806a45074b73ad1ddc0cf0810.png?resize=600%2C200&ssl=1)
突然ですが
どうして、紙の上に鉛筆で線を書くと、文字が書けるのか知ってますか?
どうしてそんな当たり前の質問をするんだろう!?って
驚きましたか?
あまりにも、当たり前すぎて、考えることもなかったと
思いますが、
この
線が紙や、木でも布でもなんでもいいのですが、線が書ける。ということが、絵を描く時の原理とでも言ったらいいのかな・・?
その理由が分かると、絵を描く時にいろんな画材を使って絵を描くときに応用が出来て、画材を自由自在に使うことができるんです。
文字が描ける、という事は、鉛筆だったり、色鉛筆だったりといった筆記用具が、紙や描きたい物の上に接触をして、
柔らかいほうの組織の断裂(壊れて崩れて粉々になること)が起きることによって
柔らかいほうが、硬い方の物質に付着するからなんです。
これが、起こらなければ、人間は文字を発明することもできなかったし、絵を描くこともできなかったというわけです。
このメカニズムを知っていれば
描きたいもの(紙とか板とかキャンバス)は描くもの(鉛筆・色鉛筆・パステル・絵具など)のほうが、柔らかくないと絵を描くことが出来ないということが分かります。
![犬の画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/f3156f28844ae480bba84de8901b3f75.png?resize=600%2C200&ssl=1)
鉛筆で絵を描くための「紙」は普通の上質紙とかじゃだめなのかな?
![女の子がしゃがんで考え込んでいる画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/anjyu3P2A4327.jpg?fit=750%2C500&ssl=1)
印刷に使用する中質紙や模造紙などなど
紙にもいろいろありますが、やっぱり絵を描くならできればプロが使用する画用紙を使った方がいいですよ。
長持ちしますし、
鉛筆や他の絵具の発色が違います。
技法によっては、一度絵具を付けてから、水でこすり落としたり、白く抜きたい部分をカッターで削って、画用紙の画肌をだして白を表現するといったテクニックもあります。
なので
そういった、技法に耐えらえる紙ということを考えると
プロ用の画用紙をおすすめします。
![プロが使用する画用紙にはどのようなものが?の文字画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/816a01f9f8893e8a8c15a1fe2e842160.png?resize=600%2C200&ssl=1)
はい、
私が主に使用しているのは
museというメーカーの画用紙を使用しています。
では、初心者さんには、museさんから出している、M画をおすすめしましたが、
絵の枚数をこなしてきて、
もっとほかの種類の画用紙に絵を描いてみたい!
そう思ったら
私が使用している画用紙をおすすめしたいと思います。
ます、
ワトソン紙は画材店で手に入りやすく、鉛筆での描きごごちが気に入っています。
ワトソン紙はわずかにベージュがかっているものと、ホワイトワトソンの真っ白なタイプの2種類があります。
私が使用しているのは、9色のカラーマーメイド紙がスケッチブックになっているもので、パステルのためにつくられた用紙ですが、色鉛筆に使っています。
ホルベインさんから出している商品で、一番丈夫な画用紙ではないかな?と個人的に感じて、使用しています。
この画用紙は鉛筆や色鉛筆などを何層も重ねて絵を描きたい人に最適ではないかと思います。
![](https://i1.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/CIMG1092.jpg?fit=750%2C563&ssl=1)
アルシュ紙は各メーカーから出ていますが、フランスのアルジョウィギンス社の製品が一番いいと思っています。
コットンパルプ100%を原料としているので、とっても上質な紙なので、価格も良いお値段です。
なので、
まだ、絵を描き始めて、ちょっとこの値段の画用紙を使うのはもったいないなぁ、と感じる方は
M画を使用して、自信がついたら、いろんな画用紙を試してみて、この製品を使ってみてください。
私が紹介した、画用紙はあくまで、私の使いやすいなぁ、と思った画用紙なので、やっぱり、画家それぞれがいろんな画用紙を使ってみて、一番自分の表現にあうな、と思う物を使用するのが一番と思います。
それから、
昔、美術教師をしていた時に
画用紙のうら、と表はどっち?とよく質問を受けていました。
画用紙の本当の表はザラザラとけば立ったほうが表なんです。
だけど、
生徒たちは、筆圧を強く描いた鉛筆の線でなんども、普通の消しゴムで消すので、
消しゴムで、消して、けば立たないほうが表だよ。と
教えていました。
もし、
なんども描きなおして、消しゴムでなんどもこすってしまう方は、うら側のつるつるしたほうに絵をかいてみてください。
画用紙は両方、裏側も表側も描くことができますので。
【鉛筆絵画】画用紙の保管方法について
画用紙は湿気を吸わないように気を付けて保管してください。
私はこんな風に↓
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/CIMG1101.jpg?fit=750%2C563&ssl=1)
100円ショップのジッパーのついたビニールの袋に入れて保管しています。
![](https://i1.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/CIMG1093.jpg?fit=750%2C563&ssl=1)
スケッチブック状のものは、ビニール袋は捨てないで保管しておいたほうが湿気対策になるので、私はこうして保管しています。
そして
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/17caaa891d04a12ac3e7f3c5271971dc-1.jpg?fit=750%2C933&ssl=1)
また、100円ショップのケースにひとまとめにしています。
鉛筆で絵を描くときに鉛筆は最初は何本用意したらいいのかな?
絵を描き始めたばかりなら、Bのの硬さから4Bの鉛筆を1本づつ用意するといいと思います。
だんだん、描きなれてきたら、1本ずついろいろな硬さの鉛筆をそろえていきましょう。
私は同じ硬さの鉛筆を2~3本用意していますが、
それはどうしてかというと、芯のすり減る速さが文字を書くときと比べて格段にはやいからなんです。
芯がなくなってから、いちいちカッターでけずっていては、効率が悪いので、
よく使う濃さの鉛筆は数本用意しておいて、
ローテーションで使って、最後にまとめて芯を削っています。
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/CIMG1076.jpg?fit=750%2C563&ssl=1)
9Hの硬さから4Bの硬さの鉛筆を揃えています。
全部の鉛筆は・・・
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/CIMG1077.jpg?fit=750%2C563&ssl=1)
こんなにありました。
どうして
三菱ユニの鉛筆なの?
と思ったでしょうか。
私が高校生時代、デッサンを勉強するために画材を買うのに、電車で片道30分をかけて町に出ないと、画材が手に入らない場所(ようするに田舎)にすんでいたので
三菱ユニの鉛筆は普通の筆記具として、文具店で手に入ったので
三菱ユニの鉛筆を使っているのですね。
それ以来、
使いなれているから
という理由で、三菱ユニの鉛筆をずっと使っています。
これも、自分で試して気に入ったメーカーのものを使うといいと思います。
鉛筆絵画を描くときは消しゴムは普通の消しゴムじゃ、だめなの?
できれば、
というより。
「練り消しゴム」を購入してください。
絵を描く時の消しゴムは「練り消しゴム」を使用します。
それ以外にも
こんな、消しゴムが文具店で手に入りますので、あると、とっても便利です。
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/CIMG1078.jpg?fit=750%2C563&ssl=1)
そのほかに
鉛筆の芯の部分を尖らせるためのものが販売されています。学生時代はサンドペーパーを使って尖らせていましたが、
これは、鉛筆の芯の粉が出ないので、とても便利です。
![](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/CIMG1080.jpg?fit=750%2C563&ssl=1)
これらを
身近にある空き容器に入れて使っています。
![](https://i2.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/CIMG1086.jpg?fit=750%2C563&ssl=1)
容器の中に入れるトレーは自分でつくりました。厚紙に100円ショップでよく売っているシール状になっていて貼ることが出来る布で補強してあります。
中にトレーを入れ個のようにしていれて、しまっています。
練り消しゴムを直接入れると
鉛筆にくっついて、鉛筆がちょっと練り消しのべたべた状態になるので
トレーシングペーパーにつつんでしまっています。
![](https://i2.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/CIMG1088.jpg?fit=750%2C563&ssl=1)
10年以上も前に頂いたディズニーランドのお土産の缶ですね
そろそろ、新しい容器を探さなくちゃ、と思っています。
こんな風に、ちょうどよい大きさの容器だったら、なんでも画材入れに使うことが出できるので、工夫して使ってみてください~。
鉛筆で絵がすぐに描けるようにリビングに箱に入れてひとまとめにしておくといいよ
鉛筆絵画は
イーゼルをだして
油絵を出したままというスタイルの描き方が難しい子育て中でも
油絵の代わりに絵を描きたいと思い考えてみた描き方です。
なので
リビングに置いておくと
時間が出来た時に作業が出来て便利かと思います。
私もそうして描いていました。
まずは、鉛筆の発色を画用紙で確かめてみよう
画材がそろったら
鉛筆・色鉛筆でどんな具合に色が描けるか、画用紙に「グレースケール」を作ってみましょう。
↓こんな感じのクレーの調子をたくさん描いた紙を作っておきます。
画用紙の種類によってもグレーの発色が違うし、
どの、硬さの鉛筆だと
どれくらいのグレーの調子がつくれるかといった
確認ができるので
おすすめの絵を描く前の作業です。
![](https://i2.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/c7ddf4dc5df4fd31fbc728c757710706.jpg?fit=750%2C201&ssl=1)
これは、実物(モチーフ)を観察するときに使えるので
作っておくと便利です。
これで「絵」を描く準備が整いました。絵を描きましょう!
今回は
ちょと、絵を描く前の説明ということで
次は
実際に描く方法について紹介していきたいと思います。
まとめ
![犬画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/350bbd9dd061df68ae4d446d57fb3354-1.png?resize=560%2C315&ssl=1)
絵を描いてみたい
そう、思った時に一番手軽に始められるのは、鉛筆を使った絵じゃないでしょうか。
「鉛筆画」というジャンルはあるんだけれど
鉛筆のみで描かれた絵なので
私が描いている、油絵の代わりに手軽に描ける絵画というには、ネーミングがちょっとちがうかな
そう思って
「鉛筆を中心に描く絵画」ということで
「鉛筆絵画」とネーミングしてみました。
「絵」が画用紙や画面に描ける、というメカニズムを理解することができると
いろんな画材を自由自在に使うことができます。
オリジナルの技法を自分で作り出すこともできるので
この記事をきっかけに
画材を自由自在に使って描く楽しさを知ってもらえたら嬉しいです。
油絵がかけないから
あきらめなくていいんです。
私が描いている、鉛筆や色鉛筆での絵の描き方は、油絵の重ね塗りの方法を応用して描いています。
あなたも、
この記事を参考に、絵を描いてみよう
そう、思ってもらえたら嬉しいです!