![机に座って水彩絵の具で絵を描こうとしている女性の画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/d9a7fee9091c6aab5d3c756798e5b0a6.png?resize=560%2C315&ssl=1)
絵を描くにはデッサンをちゃんとやらないといけないのでは?
絵を描いてるんですよ。
展覧会があるのでよかったら、見に来てね。
そんなことをいうと、
こんな返事が返ってくることがあるんです。
「やっぱり、小さいころから絵画教室なんかに通って絵を習っていたんですか?」
いいえ、
私が絵を勉強し始めたのは17歳の高校2年生からなんです。
小学生のころはまったく習い事はしていませんでしたし、美術の道に進もうなんてまったく考えていなかったのです。
中学時代は学校の先生になろうって考えていたので、
小学校の先生はピアノが弾けないといけない、そんな風に思っていたので、高校1年生の時はピアノを習っていたくらいなんです。
それから、高校の芸術の選択科目は音楽でした。
そんな、私のいきさつを知ると
絵を描いて楽しむことは、何歳からでも、特別な訓練を受けなくても楽しむことができるということが分かってもらえるんじゃないかと思います。
だから
もし、絵を習ってみたいなと考えていたら、躊躇することはないと思います、描きましょう!
絵を描くことが好きと思うことが一番大切
![山の山頂で女性が両手を広げている画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/e160bfc7d5268643c18a1561fcda8586.png?resize=560%2C315&ssl=1)
絵を描くことが好きで楽しいと思えることが、一番大切なことです。
断言してしまいます。
17歳から30数年、ずっと絵を描いてきて、絵に関わる仕事をしてきて感じたことは、才能や、学歴は関係ないですよ。
今でも、絵を描くことが楽しくて絵を描いたり、人に絵の描き方を教えたりしていますが、
絵を描くことが苦痛だったり
つまらなくなってしまったことが、何度かありました。
そして、絵を描かない時期もあったんですよ。
でも、今でも描いてるのは、
絵を描くことが楽しいからなんです。楽しくなくちゃ続かないと思うのです。
絵がつまらなく、苦痛に感じてしまう理由は
![女の子が思い悩んでいる画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/2d88115fb1dd6e7ac7eeb68b2d8c6ffd.png?resize=560%2C315&ssl=1)
①写真のようにうまく描けない
②私よりうまい人はたくさんいる
③絵を描いても、描けても何の役にもたたないよ
の3つが思い浮かびました。
よく絵を描きつづけてきたものだなぁ、と自分のことを振り返ってそう思います。
それは、たぶん
絵を描くことが好きという事
それから、手を動かして何か自分で新しく考えた物を作るということが好きだからなんだと思います。
そんな私でも
絵を描くことが楽しく思えなくなったり、意味を感じなくなってしまったことが何度もありました。
これは
誰にでも当てはまることなんじゃないかなと思うのです。
絵を描いていてスランプになっている人にも、
絵は特別な人だけのものと考えている人にも
参考にしてもらえたらいいかな、そう思って記事にすることにしました。
写真のようにうまく描けない
![頭を抱えた女の人の後ろ向きの画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/d4658110f98fd19f53853d9fee9ec8da.png?resize=560%2C315&ssl=1)
これは、デッサンがうまく描けないとか、上手い絵って写真のように描かなくちゃいけないって思いこんでいる人が陥りやすいことだと思います。
練習しても
練習しても
写真(あるいは自分が頭で思い描いたもの)のように描くことができないと嫌になってしまいますよね。
ましてや、友人や他の人の絵がほんものみたいに描けていたら、
自分のやっていることは無駄な努力のように思えてやる気が出なくなってしまうと思うのです。
私も、そうでしたから
そして、才能がないから・・・となってしまうのです。
大学卒業するころから、就職をしたばかりの頃まで、私はそんな風に思っていたんんですよ。
本当です。
特に、美術の大学受験を経験した人はそんな風に感じるのではないかなと思います。
まだ、高校生で自分の周りだけが世界のすべてで、美術の世界の事を何も知らないと、先生や画塾と受験生だけが世界のすべてになってしまうので
周りの人と比べて、私は絵がうまくない
と悩んで、絵が嫌になってしまいます。
そんなことも経験してきました。
そんな時は
今の絵は受験のためだけの絵であると、割り切って練習することも大切なのかな、と思いますよ。
絵を描いていこうと思ったなら、楽しくないと続きません、だからあえて、受験の先にある本当の自分のやりたいことは何かをかんがえましょう。
目的は美術の大学に入ることじゃないと思うのです。
美術の大学に入るのは、ある、目的のための手段なのですから。
そして
たくさんの
まわりの人からの意見や経験を聞いたり、本を読んだりして、今いる世界や基準がすべてではないということを自分に言い聞かせましょう。
それから
絵がうまい、下手は技術で、練習量でカバーできるものなんです、だから、ずっと練習し続けた人がうまくなるんです。
そうして、今の自分の技術の問題点や練習方法を改善して、デッサン力を向上させていけばいいのです。
今の時代はインターネットの動画などでデッサン上達方法が紹介されています。私のおすすめする
デッサンの学習サイトをご紹介します。
私自身も、「これはとてもためになるな」、そう思ってラインのお友達登録をしています。
そのサイトは
です。
そんなに
ストイックにデッサンを勉強しなくてもいいんだけど、
そんな場合には
自分が描きたい、あるいは描いていて楽しいモチーフを描きましょう。
絵の道に進もうとは考えていなかった中学時代ですが、物心ついた時から、鉛筆と紙さえあれば、ずっと絵を描いて遊んでいられる子供だったのです。
で、
何を描いていたのかというと、
まんがを模写していました。時代が古いですが、当時テレビアニメで放送されていた「キャンディキャンディ」だったり、「ベルサイユのばら」のマリーアントワネットなんかを
ずっと、真似して描いていました。
塗り絵も買ってもらい、それを、トレーシングペーパーのように透ける紙で、トレースをして描いていました。
たぶん
そういった、小さいころからの漫画の落書きも絵の上達に一役かっているのではないのかなと思っています。
だから、
そんな、美術大学受験のような難しいデッサンなんていきなり無理だわ
と、いう場合はまんがや模写か、描いて楽しいものを描きましょう!
![水彩画を描いている画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/a235c2c2b80f042e79cf0cf31ae6d9cd.png?resize=560%2C315&ssl=1)
「絵を描く」と一言でいっても
退職を機会に絵に挑戦してみよう、そんなかたから
高校生になって美術の世界に進路を決めようか、悩んでいるひと
美術なんて必要ないと思っていたけど
仕事をする上で、美術の知識やデッサンが必要な人
本当に
いろんな絵を描く目的はありますが
はっきりと断言できることがあります、それは
絵は才能じゃないんですよ~。ということです。
だれでも、正しい学習方法を実践すれば、絵はどんどんうまくなっていきます。
メンタル面で、くじけて絵を描かなくなってしまうことのほうが、問題です。
ただ、
もう一つ大切なことがあって
それは
「感受するこころ」も絵を描く上で大切なことなのです。
自分の感受性に自信を持って!
くださいね。
どうしても、みんなと違うことはいけないことのように学校や社会で感じることがあるかもしれないけれど
人と違うものが好き、なんだかわからないけど、これがいいの、素敵と感じるの
そういう事を大切にしていくことが
絵をかいたり、表現していく人には重要なことなんですよね。
それから
自分よりうまい人はたくさんいるから、自分が絵を描く意味はあるのかな
![犬の顔の画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/8e58ee7c5c217aecca7dd6ac2c637145.png?resize=560%2C315&ssl=1)
と思うことです。
自分が絵を描く意味を考えてしまうことがあります。
これは私だけじゃないと思うんです。
どんなジャンルの絵を描いている人にもあてはまると思いますよ。
自分のやっていることは果たして、意味のあることなんだろうか?と。
人間って、意味のないことはどんなに好きな事でも苦痛になってきてしまうそうです。
ある、実験でもデーターとして明らかになっているそうです。無意味な行動や仕事は人を精神的な苦痛を与えるそうなんです。
そしてそれは、刑罰として利用されることもあるくらいなんだそうです。
絵を描く上で
なにか、意味を持たせることが大切です。
そのためにも
趣味だから、
描くことだけが、楽しいからそれでいいの。そんなふうに考えなくていいのです。
あなたが絵を描くことは意味のある事で、他の人や社会に役にたつことなんです。
自己表現の楽しさとして、絵を描くこともあるでしょうし
仕事で絵のスキルを活かすこともできるでしょう。
絵を通して人とコミニケーションを取ることであったらり
昨日までは描けなかった絵が描けた嬉しさ
絵を描くことで、今までは見過ごしてしまっていたような風景にも感動できるような発見ができた
そういった
絵が描けることの先にあるものが必要なんだと思うのです。
絵を描くようになるとささいなことにも、気が付くようになります。
それから、いろんな絵をたくさん見ていくと
描いた人のことについても意識が向けられるようになって、自分では発想しなかった感受性を知って嬉しくなることもあります。
身近な人だったら、その人を知ることにもつながります。
絵を描く
それが
損得や
ものを得る
ことだけに置き換えて考えると
お金にもならない
ただの時間つぶしの作業に思えてきてしまうのです。
それは、いままで自分がそう思って悩んできたからこそ分かることなんですが、
美術や絵を描くことはお金になる、ならないだけの基準で考えてしまうと、
絵を描きたくなくなってしまうし
これは、意味があることなんだろうか、そんなふうに思ってしまいます。
感受性(私はこれがすき、これは好きじゃないってこと)って
人それぞれ、
だれの感受性が正しいこともないので、
多様性がある、ことを理解して、認め合うこと
それが、
美術や絵を描くことの意味なんじゃないでしょうか。
だから、
あなたにしかできない表現やあなたにしか描くことが出来ない「絵」があるので
私なんかよりずっと絵がうまい人がいるから私が絵を描いたって仕方がないなんて思わなくていいんです。
あなたにしか描けない「絵」を描きましょう!
![女性が山頂でピースサインをしている画像](https://i0.wp.com/komagata-k.com/wp-content/uploads/2019/07/798fe4ed06c1479014bf4d014bbcb274.png?resize=560%2C315&ssl=1)
もちろん、それだけにとどまらず、
人の心をいやしたり
人が生活をする上での「物」を形つくるうえで美術は欠かせないものでもあります。
で、
結果として何が言いたいかというと
絵の上達のためには、絵を嫌いにならないこと、
好きだから、描いている事の原点を思い出してほしいこと
人と比べないこと
美術は競争じゃないから、勝ち負けも正しい、答えもないことなんだよ
と、いうことです。
絵を描いても、絵が描けても役にたたないよ
そして、さいごの
絵を描いたって・・・と思わされてしまうセリフに
「絵を描いても、絵が描けても何の役にもたたないよ」と
いう、先生や親や周りの人達の言葉です。
これは、自分の経験ですので、私のような人にはわかってもらえるんじゃないかなと思うのですが
美術や絵画について
理解がない人・好意的でない人がたまたま周りにたくさんいると、そんなことを言われてしまう事があると思うのです。
まだ、高校生ぐらいだと、
役にたたないもの(将来、収入に結びつかないもの)はやっても仕方がないよ、のアドバイスを受けると思うのです。
進路を考える時には、将来の仕事を選択するうえで、経済的な収入がどれくらいなのかを検討することはとても大切なことだと思います。
しかし、
そういった、職業以外での人間としての長い人生を豊かな気持ちで生きていくには
まったく
美術や絵画は必要ない
とも
言い切れないですよね。
これは、
②の自分が絵を描く意味はあるのかな
と同じで、意味はある!と自分に言い聞かせましょう。そして、なんでもいいのですよ。
絵を描くことで、自分の心が落ち着くことでも役にたっているのです。
あなたの絵を見る事で励まされたり、癒されたりする人だっているのです。
まとめ
絵の上達方法で、とにかく大切なことは、「絵を描くことが好き」なこと。
そして、嫌いにならないこと、嫌いになって、スランプに陥った時には、最初に絵を描こうと思った理由を考えてみましょう。
絵は才能ではないです。だれでも、いつでも始めることができるもの。
絵は、上手い絵、下手な絵というのはなくて、ただ、自分の思い描いているような絵がなかなか描けないとそんな風に感じてしまうのです。
好きを持続させて、絵を描き続けていけば、上手く(だんだんと自分が頭に描いているような絵が描ける)ようになってきます。
もし、思うように描けない場合は、
他者からアドバイスをもらうか、適切な練習方法をさがす、などいろいろと試してみましょう。
今はインターネットを利用した学習方法があるので、そういった方法で勉強するのもいいですよね。
絵を描く意味はあるのかな?と思う事があると絵を描く意欲がなくなっていまいます。
自分では信じられないかもしれないけれど、
自分の絵を見て、励まされたり、癒されたりする人がいることを励みに絵を描くこともデッサン上達方法のひとつだと思います。
絵を描く上でもう一つ大切なことは
「感受性」を大切にするということです。
それは、
私なんかよりずっと絵のうまいひとがいるから、私なんかが絵を描いても意味がないと思うことがあっても
絵は技術(デッサンがうまい)だけではなくて感受性も絵を描く上で大切なことだからなんですね。
あなたの感性はあなたにしかないものなので、あなたにしか描けない絵があるんだよ。ということなのです。
自分の感じる「これが好き」「なんだかわからないけどこれ素敵」を大切に表現していくことが、
あなたが絵を描く理由になるのですよ。
絵を楽しく描くことが出来る。それが
絵のデッサン上達方法につながるのです。