絵を描いてみたい!と思ったらまず、絵画の種類について知ろう
こんにちは
絵が描けるって、憧れませんか?
小さいころから絵を描くことが好きで、漫画やイラストを見ては、あ~こんな風に描けたらいいなぁって思ったことはありませんか?
私はそうでした。
そして、きれいなイラストや、漫画のカラーで描かれた部分をコレクションして、机の引き出しに集めたりしていました。
今だったら、スマホやインターネットで画像として、たくさんの綺麗なかわいいイラスト、かっこいいイラストをたくさん見ることができますよね。
私も、スマホで画家やイラストレーターの絵を見て
色使いなどを参考にしているんですよ。
そこで
絵をちょっとでも
描いてみたいな
そう思ったあなたに、
まったくの初心者さんに、絵画の種類と画材についてご紹介したいと思います。
絵画(絵)の種類と画材(使う道具)について
水彩画・アクリル画
だれもが知っている絵画の種類というと、水彩画なのかな?と思います。
誰もが学んだことのある水彩画は
絵を描こう!そう思った時に一番取り掛かりやすい種類ではないでしょうか。
水彩画と言っても、
「透明水彩絵の具」
のように、下の画用紙の色が透けて見える絵具で、 画用紙に色を塗った時に、ちょうど色セロファンを重ねたような表現になる絵具から
「不透明水彩絵の具」
(ガッシュともいいます)のように、色を画面に塗ると、下の色が隠れる絵具もあります。
たくさんのメーカーが絵具を販売していますが、私は「ホルベイン」さんの絵具を主に使用しています。
そして、
その他にも
水彩絵の具でも、一度乾くと、水を付けた筆でこすっても絵具が溶け出さない性質を持った
「アクリル絵の具」
アクリル絵の具のメーカーもホルベインさんを紹介しましたが、その他にも、たくさんのメーカーがアクリル絵の具を販売しています。
ホルベインさんは日本のメーカーで
どこでも、手に入りやすくて、価格もちょうどよい価格のために、私はホルベインさんを主に選んで使用しています。
それから、
アクリル絵の具に性質がよく似た「アキーラ絵具」というものがあります。
アキーラ絵具は、アクリル絵の具と性質が似ていて、水で溶いて描く事ができる点は同じなのですが、
完全に乾くまでに時間がかかります。
水が蒸発して、見た目には乾いたと思って、乾いた絵具の上に違う絵具をのせると、下の絵具が溶け出して、色が混ざってしまいます。
完全に絵具が水に溶けださないようになるまでに、時間がかかりますが
アクリル絵の具のように一度完全に乾いてしまうと、水に溶け出さなくなります。
「アキーラ絵具」が、もう一つ「アクリル絵の具」と違う点は
「油絵の具と相性が良い」という点です。
油絵の具で描いた画面の上から、アキーラ絵具で描いても、しっかりと油絵の具とくっついて、はがれることなく、描くことができるんです。
アクリル絵の具は、油絵の具の上に描くと、シールのように「ペラッ」と、はがれてきてしまいますから、注意してくださいね。
水で溶いて描く絵画(絵)はそのほかにも
日本画・水墨画・テンペラ画・フレスコ画などがありますが
日本画は顔料を膠(にかわ)で溶いて紙や和紙・絹に描いていく、日本古来の伝統的な画材のことです。
顔彩といって、パレットに色がセットされたものを購入して、
それを使って、水を含ませた筆で溶かして、紙の上に着色する日本画もあります。
水墨画は
墨を膠で溶いたものが材料となり、墨の白、黒の濃淡で絵を描く物です。
テンペラ・フレスコ画という、絵画技法は西洋の古い技法で、現在日本でその技法で絵を描いて楽しむ方はあまりいらっしゃらないようです。
そういったことから
初心者さんには、画材を選んで購入することや画材の使い方を学ぶことを考えると水彩画・アクリル画がおすすめです。
油絵・版画
次に、誰もが知っている絵画といえば、「油絵」それから「版画」ですよね。
学校では、学ぶ機会があまりない絵画かと思います。
もし、学生時代に美術部だった方なら
油絵を描いてみたことが、あるのではないでしょうか?
つやつやした、画肌や絵具の盛り上げられた物質感のある絵は、魅力的です。
版画は木版や銅版画・シルクスクリーンなどなど・・・。版の種類によっていろいろな種類の版画がありますが
家庭で気軽に簡単にに制作は難しそうです。
画材は何をそろえたらよいか、
購入金額はどれくらいか、
自分に合った画材なのか
まず、考えてみたいですよね。
制作場所とかもありますし・・・。
本格的な画材をそろえてから自分には
なんとなく合わなかった、続かなかった、となっては悲しいので
少し様子を見たい。
または、
そこまで、本格的にやらなくても
ちょっと、絵を描いてみたいの。
そんな風に思っているなら
「鉛筆画・色鉛筆画・パステル画」が一番最適かと思います。
パステル画
↑上のパステルで描いた絵は、正社員の仕事を辞めたあと、
子供が学校に行っている間に、庭に咲いていたバラを摘んできて、描いたものなんですよ。
鉛筆で、大まかに形を取って
パステルで、色を付けて仕上げた作品です。
私は、「ファーバーカステル」というメーカーのパステルを主に使用しています。
パステルも、「ソフトパステル」と「ハードパステル」と2つの硬さに分かれていて、
ソフトパステルは硬さが柔らかいもの、ハードパステルは硬さなが硬いものをいいます。
私はハードパステルを中心に使用しています。
ソフトパステルでは
ゴンドラパステルを使用しています
紹介した2つのパステルは、画材店で販売しているプロ向けのパステルなのですが、
文具店で手に入れることのできる「ヌーベルコンテ」も、パステル画を描くことができます。
手に入れやすく、初心者さんにおすすめのパステルです。
パステルは、ばら売り(一本づつ購入することができる)ので
気に入った色を1本購入してみて、
パステルの硬さや描き心地、画用紙への定着具合や発色の良さを確認してから
好きな色、硬さ、メーカーで揃えていくと良いと思いますよ。
すべての色を同じメーカーで揃えなくても問題ありません。
メーカーによって、少しずつ、硬さや色が違うので、自分が「これだ」と思うものをそろえていってくださいね。
もちろん
最初から、24色といったセットで購入してOKです。
色鉛筆画
一言で「色鉛筆」といっても、これもまた
たくさんメーカーが「絵画」を描くために硬さや色を違えて販売しています。
色鉛筆で画用紙に描いた後に、水を含ませた筆でなぞると、水彩絵の具のように描くことができる色鉛筆もあるんです。
それがこちらです↓
私が使用しているのが、ファーバーカステルの水彩色鉛筆なので、ファーバーカステルさんの水彩色鉛筆を紹介しましたが、
ほかにも、各メーカーから水彩色鉛筆がでているので、使ってみて気に入った物を買いそろえていくことができます。
そして、初心者さんにおすすめの色鉛筆はこちらになります。↓
ホルベイン色鉛筆
ファーバーカステル色鉛筆
三菱ユニ色鉛筆の3つです。
メーカーによって
芯の硬さが違うんです。
いちばん芯の硬さが柔らかいのは、ホルベインの物で、一番芯が硬いのが、三菱ユニが出している色鉛筆です、
私が揃えているのは
ホルベインさんと、ファーバーカステルさんと三菱ユニさんの色鉛筆で
ほかにも、色鉛筆を出しているメーカーはありますが、
日本で手に入れやすくて、ちょうどよい価格は、私が紹介したその3つのメーカーの物かな?と思っているので、その三社の色鉛筆をおすすめしています。
そして
やっぱり、最初に購入していくのは、1本づつのばら売りで自分が良く使用する色、硬さのものを購入していくとよいと思います。
鉛筆画
そして
今まで紹介した中で
いちばん親しみやすく、身近な画材は鉛筆ですね。
鉛筆と紙さえあれば、絵はすぐに描くことができます。
に紹介したように
画用紙と鉛筆さえあれば
絵って、描けちゃいます。そして、鉛筆だけでも、本格的な絵画を描くことができるんですよ。
さらに、
色鉛筆を使うことによって
油絵にも
引けを取らないくらいの存在感のある、絵画を描くことができるんです。
本当です!
私はずっと油絵を描いてきたのですが、
油絵って、場所を確保して、準備と後片付けが大変です。
匂いが気になる方もいると思うのです。
小さいお子さんがいたり、家族と生活していると匂いに敏感な家族からクレームがでてしまったり(自分の体験談)でもあります。
絵を始めてみようかなと思っている人は
どんな画材が自分には合っているんだろう?って思って、今一つ購入に踏み切れないでいたりしませんか?
だから、
絵をちょっと、描いてみようかな?
そう思ったら、鉛筆での絵画をまず、おすすめします。そして
色を塗ってみたいときは色鉛筆で色を塗ることをお勧めします。
絵を描くことが好きな人は絵を描くことが気分転換になって、リフレッシュできるんですよね。
だけど、
小さいお子さんがいて、なかなか作業するスペースと時間を取ることが難しい場合はなかなか絵を描くことが出来ません。
実際に私がそう感じて、試行錯誤してきたので分かるんです。
で、紹介したように、10分でも、7日間描くと1時間10分の時間絵を描くことができます。
ハガキサイズくらいの絵だったら(プチ絵)とでも呼んでみましょうか?
私が勝手に命名しました。
1時間あれば、余裕で描けちゃいます。
そうやって
試しに、プチ絵で、
1時間で絵を完成させてみて、
すこしづつ画面の大きさを大きくしていったり、使う画材を増やして言ったり
自分に合った絵画の描き方を探ってみるといいと思います。
細切れの時間しか取れなくて
まとまった時間がないと日本画や油絵なんてかけないわ。
そんな風に思っている主婦の方や仕事で毎日忙しくて時間が取れないかたに最適な方法です。
それから
大きな絵でも、画面を制作日数に分けて(分割して)
描く方法を取ると、「えっ!?」と意外なほど、自分が感じているほどには
時間をかけずに「絵」を描くことができます。
これは
子供が小さくて、家事と育児をしながらも、どうしたら、100号近い大きな油絵を描くことが出来るんだろう?
そう、思って私が実践している方法なんです。
初心者さんにおすすめの画材
今まで、紹介した中で、おすすめするのは
鉛筆画・色鉛筆画・パステル画
の3つです。
まず、最初に鉛筆だけで絵を描いていって、
描く枚数が増えて、もう少し、色を付けてみたいな、そう思ったら色鉛筆で色を付けていくといった形で練習をしながら
描いていくのがいいと思います。
忙しくて、時間が取れないかたや、
小さいお子さんがいる主婦の方は画材の購入費や制作場所の面からも、
上記の3つがおすすめです。
鉛筆だけだと、表現の幅が狭くなってしまうのではないの?
そんな風に思うかもしれませんが、
本当に、油絵に引けをとらないくらい存在感のある、「絵画」と呼んでもいいくらいの絵を描くことができるんです。
初心者さんおすすめの画用紙
これもまた、画用紙と一口にいってもたくさんの種類があります。
そのなかでも
初心者さんにおすすめなのが
M画用紙と言われるものなんです。
これは、中学生・高校生の美術の授業で使用している画用紙で、厚さも種類がたくさんありますが、
中厚口・もしくは・厚口という種類を選ぶといいです。
「muse」というメーカーが販売しています。
サンフラワーM画という名前で販売されていて、画用紙は1枚からでも、画材店で購入することができます。
その他に、ワトソン紙が個人的には描きやすくておすすめです。
スケッチブックタイプのものも販売しています。大きさも、サムホール(はがき2枚分くらいの大きさ)サイズからあります。
画材店じゃなくて、文具店でもスケッチブックを購入することができますが、
初心者さんでも
描き込みに耐えられる紙・価格・発色のよさなどを考えると
サンフラワーM画、(通称M画と呼んでいます)がいいと思うのです。
初心者さんおすすめの鉛筆
鉛筆も
色鉛筆とおなじで、各メーカーで販売していますが、初心者の方には「三菱ユニの鉛筆」をおすすめします。
本格的にデッサンを勉強している方はこの、「三菱ユニ」の鉛筆もしくは「ステッドラー」の鉛筆を使用していますので、
初心者の方も使って間違いない描画材料としての鉛筆です。
鉛筆に関しての詳しい画材説明については
で説明していますが
「炭」を2700℃~3000℃で空気を遮断して熱を加えると、「グラファイト」というものが出来ます。
この「グラファイト」は、そのままで紙に定着(くっつく)という性質を持っているので、描画材料(絵を描く道具)としても使用していますが
その「グラファイト」に粘土を加えて焼き固めたものが、鉛筆の芯なんです。
加える粘土の量を調節することによって、鉛筆の硬さが変わり、
鉛筆に書いてあるHとかHBは、鉛筆の硬さを表す記号で、Hから、2H、3Hと数字が大きくなるほど芯が硬くなります
反対に、Bから2B。3B、と数字が大きくなるにつれて、芯は柔らかく、濃くかくことができます。
まとめ
初心者さんがまず、絵を描くための
おすすめの「絵画の種類」と「画材」について紹介しました。
いかがでしたか?
本当に、「絵」って、画材一つを取ってみても無限の描き方があるといっても言い過ぎじゃないくらいの描き方あるんですよ。
だから、
鉛筆だけで描いても
鉛筆の種類をどんなものを選ぶのか、描き方はどんな描き方にするか
画用紙の種類は何を選ぶかで、表現が無限に広がります。
色を楽しみたい場合は
色鉛筆・パステルで色を塗る方法でも
油絵や本格的な絵画に劣らない絵画を描くことができるんですよ。
いきなり、たくさんの画材を購入してみたのはいいけれど私には合わなかった
本格的な絵画を制作したいけど
制作場所
時間の制限
画材の購入費用の制限があって諦めている人は
鉛筆・色鉛筆・パステルを使った絵画がおすすめですよ!
一緒に
油彩画にも引けを取らない、本格的な鉛筆・色鉛筆画を一緒に描いていきましょう!