【木の描き方】写実的に絵画を描きたい方必見です

木を鉛筆で描く描き方

こんにちは、駒形です。


今回は「木」「樹木」の描き方について

ご紹介します。


今回の描き方は絵画表現で、写実的に描きたい人向け

の解説になりますね。



重要ポイントは

〇立体的に木を捉えるという事です。

デッサンのものの見方と同じことになりますが、

大まかに「木」全体を「円柱」の形と、「球体」の形が

組み合わさった形として

捉えましょう。




次のポイントとして

〇「木」に太陽の光はどこから差し込んでいるのだろうか?

という事をよく観察します。


この、2つのことを常に頭に置いて、絵を描き進めましょう。


複雑で、描くのが大変に感じてしまう

葉っぱの部分も

このことを意識するだけで

めんどくささ、大変さが無くなりますよ。


むしろ、葉っぱを描くことが楽しく

感じられるようになります。

木を立体的に表現できるようにしよう

それから

次のポイントですが、

「木」「樹木」は、普通自分の背の高さよりも高いので

地面から見上げる位置にあると思います。


ここでは、

ごく、一般的な「木」を想定して説明していってますね。


そうすると・・・。

「パース」について考えてみると分かりやすいかなと思いますが

※パースについては、こちらの記事で紹介していますので

 読んでみてくださいね。

 【構図】画家の目とカメラの目の違いを知ると絵が描きやすくなるよ

木の幹を中心として

遠くにある木の枝や葉っぱは

小さくなっていきますよね。

当然

アイレベル(目の高さ)は低いので

自分の位置が、木の幹の下から1メートル60センチくらい(自分の背の高さくらい)

から上になる部分は小さくなっていきます。



これを意識して描くだけでも、ずいぶんと違うと思います。

よく、イラストなどで

真正面から描いた「木」の絵やイラストがありますが

木が1メートル60センチ(自分の背の高さくらい)の木ならおかしくは

ないと思うのです。

だけど、自分の背丈と比べたらかなり高い木を描く時には

「パース」を意識した描き方をしないと

なんとなく

「木」「樹木」の重さやダイナミックな感じや

その場にいる臨場感がでなくなってしまいます。

木を思い込みをなくしてよく観察しよう

やっぱり

一度は野外に出て、自分で描きたい「木」を見つけて

よく観察することが大切だと思います。


「木」「樹木」もたくさんの種類がありますよね。

広葉樹や針葉樹といった大まかな分類ができますが

比較的広葉樹は

幹の長さと

葉っぱが占める部分の高さの部分の長さがおなじくらいになります。

一方

針葉樹は、幹の長さよりも

葉っぱの占める部分の長さが長くなります、

葉っぱの形も全然違います。

それぞれの特徴を捉えて描くと、より、臨場感のある

写実的な「木」が描けるようになります。


木を現場でスケッチするときには

1時間も2時間も現場にじっとして絵を描くことが

難しいと思います。


そんな時には

幹の木肌だけ、丹念にスケッチするとか

葉っぱの形状だけを描くとか

枝の広がりの方向性を観察するなど

10分程度観察してスケッチしておくのが

いいと思います。



そして

写真に撮影しておいて

家に帰って、その写真を見ながら

絵を仕上げていきましょう。

木の幹の描き方

「木」の幹の部分は

複雑な模様で、描くのが大変と感じるかな?と思います。


私も

学生時代に「木」の幹を描く課題が出たんですね。

それで、公園にある、白樺のような木を写生したんですが

幹の模様を端から丹念に写し描いたので

時間がかかって

本当に大変だった思い出があります。



端から、模様を丹念に写し描くことも

大切な事なのですが、丁寧に、同じ太さの線で描くと

平面的な絵になってしまうんですよね・・・。

残念なことに

時間ばかりかかって、

本物とはかけ離れたイラストのような絵になってしまいます。




そこで、

幹の模様にも、必ず規則性があるので

それを見つけ出して、

描くことです、そして適度に省略していくことがポイントになります。

できれば

鉛筆で描かれた木の見本となるような絵を

見つけて、模写してみるのもおすすめです。

木の枝の描き方

木の枝を描くときのポイントですが

〇立体的に、見上げた位置から枝が出ているように描くことです。

言葉では少しわかりずらいと思うので

図に描いて説明したいと思います。

幹と、枝の付け根の部分は円柱だということを

意識して描きます。


そして、光の方向を意識して、

影ができている部分を暗くします。

木の葉っぱの描き方

木の葉っぱは

葉の一枚、一枚がたくさん集合して

大きな球体のかたまりなんだという事を

意識して描きましょう。

最初は鉛筆で薄くあたり(印)を付けて、

球体として描き出します。

球体の中にもさらに小さな球体を見つけ出すような感じで

細かく描き進めていきます。

Sikana Japaneseさんの動画が分かりやすいので

紹介させていただきます。

全体を〇でとらえて描き始めるという事が分かるかと思います。



だいたい大まかな形ができたら

葉の形を、自分から一番近い距離から描き進めます。

手前にあるものを強く、濃く描くと近くにある感じを表現できます。

さらに

光が当たっている部分は

あまり描かないようにして、白い部分を残しておきましょう。


そうすると

光で明るくなっていることが表現できます。


影の部分の情報をたくさん描きましょう。

そんなことを意識して描くと

細かくて

描くことが嫌になってしまいそうな葉っぱの集合体も

楽に描けるようになると思いますよ。

木の絵に鉛筆で影を付けてみよう

「木」の形が取れたら、

光が差し込んでいる場所を意識して

影ができている部分を鉛筆で塗りこんでいきましょう。


鉛筆は、濃い鉛筆ではなくて

HBやHくらいの固さの鉛筆がちょうどよいと思います。

上の画像は私が描いた

下絵になります。

まとめ

いかがでいたか?

今回は鉛筆で「木」や「樹木」を描く時のポイントや

コツについて紹介してみました。

実際に、描きたい木をよく観察することが大切なんじゃないかなと

思うので、私も頻繁に絵に描くときには

実際の現場に足を運ぶようにしています。

意外と、思い込みで絵を描くことって多いので

よくよく観察することが大切だなと感じています。

この記事が役に立ったら嬉しいです。


ぜひ、現場でのスケッチをたくさんしてみてくださいね。

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