油絵の上手な描き方7つのポイントとは

絵を描いている画像

こんにちは、駒形です。

油絵って一度は描いてみたいと思う画材ですよね。

だけど、小学校から水彩絵の具に慣れてきた私たちにとって

油絵の具って、ゆるい粘土のような固さがあって、

描きずらいなぁ~なんて思いながら絵を描いている方いませんか?


油絵はちょっとしたコツを覚えてしまえばこんなに描きやすい絵の具はないんですよ。

そこで


今回は

油絵の具って、なんだか扱いづらい

自分がイメージしたような絵になかなかならないと悩んでいらっしゃる方のために

油絵をつかって、

上手に描くコツについて解説していきたいと思います。

1・油絵の上手な描き方はモチーフ選びが大切

リンゴ

油絵で、こんなものを描いてみたいな~。

そう思ったことありますよね?




でもでも、

まだ、絵を始めたばかりの人には、なんでも描きたいものを描くことはおすすめしていません!


なぜなら、

絵が描ける人は「なんでも」描けると思われがちなのですが、

美大を卒業した人でも、人物は描けるけど風景は描けない・・・

など、モチーフによって描けるものと描けないものがあるんですよ。




ちょっと、驚きましたか?

実は私も、人物や静物は美術の大学に入るために特訓したので

そこそこ描けるのですが

風景画は全く描き方が分からず、

正直、描けませんでした。




今、風景画が描けているのは、

主婦になってから、絵画教室に通って先生に学びなおして、

そうして

風景画が描けるようになったんです。


なので、

油絵を描き始めたばかりの方は、まず

静物画から始めてみてくださいね。



油絵の具って、ゆるい粘土みたいな絵具なので

小さいものや、細かいものを描くのには不都合な絵の具なのです。

絵の具をキャンバスの上に盛り付けるようにして描きますしね。




だから

静物画も、小さなものを画面にたくさん配置して描くのではなく

大きなモチーフを1つか2つ置いて、ダイナミックに描く描き方があっています。

さらにいうと

モチーフも細かい装飾のついたものではなくて、シンプルな形で、複雑な装飾がないものを選ぶようにしましょう。




具体的には

果物などの丸い形のもの、

あるいは

立方体、円柱に近い形のものを探して描きましょう。

装飾のついていないマグカップやお皿などのようなものですね。




おすすめのモチーフ

①リンゴなどの果物・野菜

②マグカップやお皿などの幾何形体に近い形のもの

です。

慣れてきたら、モチーフの数を増やしたり、

色数を増やしたり、凝った形のものにチャレンジしてみてください。


油絵は細かいものを描くには適切じゃない絵の具なので

とにかくモチーフ選びは、大きな塊のあるものを選ぶようにしてみてください。

それだけでも

油絵の良さが出た、いい感じの絵が描けると思います。

2・油絵の上手な描き方のポイントはモチーフの配置の仕方

キャンバス

モチーフを画面にどのように配置するか

ちょっと下の絵を見てください。

ゴッホのカニを絵

ゴッホが描いた「蟹」の油絵なんですが、蟹一つを画面の中に配置するのに

よく考えられていると思いませんか?


ポイントはできるだけ画面に大きく、モチーフが多少、はみ出してしまうくらいに入れることがポイントかなと思います。



それから

1個だけの場合は、画面の真ん中にはおかないで、右か左のどちらかに少し寄らせて配置したほうが画面に動きが出るのでおすすめです。

さらに

もう一つはモチーフを見下げた状態から描くのか、見上げた状態で描くのか

といった、モチーフを見たときに一番かっこいいなと思う位置で

描くようにしましょう。

視点の位置も重要なんです。

モチーフにどんな方向から光を当てるのか

モチーフにどんな位置から光が当たっているのかも考えて配置することも重要なポイントです。

モチーフの半分くらい光が当たるようにセッティングしましょう

モチーフに光が当たっているところと、影の部分を描くことで立体感のある絵を描くことができます。


逆に

モチーフの裏から光が当たった状態だと、

逆光になってしまいます。

これだと、モチーフ全体が影になってしまって、立体感を描くことができなくなってしまいますし、

画面全体が暗い印象の絵になってしまします。



あえて

逆光の絵を描く場合もあるのですが

絵画経験の長い上級者向きの表現方法なので

描き始めの方は

半分くらいの光が当たっている状態から始めるといいですよ。

サッカーボール
acworksさんの画像をお借りしました

↑逆光ってこんな感じ

光は、左側斜めから差し込むように配置するのが一番

描きやすい位置になります。

果物

色のバランスを考える(3原色を入れる)

画面の中に

赤・青・黄色を必ず入れましょう。

モチーフの中にこの3色がなかったら、

背景や、影の中に3つの色にできるだけ近い色を入れて描くと

色彩豊かな、バランスの取れた目を引く絵を描くことができます。




構図が決まるだけで、

絵の大部分の良しあしができてしまうのでここは時間をかけて考えましょう。

ちょっとしたポイントを

知るだけで、絵って大きく変わってきますよ。

3・油絵の上手な描き方のポイントは油でよく練ること

パレットの上に出された油絵の具

油絵の具って、チューブから出した状態でも筆に取って

直接キャンバスに塗ることができますが・・・。


ちょっとまってくださいね。

パレットに絵の具を出したら、

パレットの真ん中を使って、絵の具とペンティングオイルをよくナイフで混ぜてから

キャンバスに塗っていきましょう。



絵の具は、

誰にでも使いやすい固さに練ってありますが、

チューブから出したままでは、広い部分に塗り広げるにはちょっと固いのです。


なので

パレットの上でペンティングナイフもしくはパレットナイフを使って

よく、オイルと混ぜてから使うようにしましょう。


そうして

絵筆に絵の具を取って塗ると

スムーズに塗り広げることができるし

絵の具をキャンバスにしっかりと固着させることができます。

4・油絵の上手な描き方には塗る順番があった

油絵の風景画

基本的に、

描き始めは暗い色もしくは濃い色から塗っていきます。



描き進むにしたがって

色味を少しずつ

明るい色もしくは薄い色を重ねて塗っていきます。




最初の層は暗めの絵の具を置いて

描き進むにしたがって、明るい色味を乗せて重ねていく感じで描き進めていきます。



油絵の具はボリュームがあるので

暗い色調の色を最後に乗せると、奥行き感が出なくなってしまって

暗い色のものが手前に張り付いているような感じに見えてしまうんですね。



油絵は、最初の描き始めは、色の濃いものや、暗い色から塗ることを意識して描いてみてください。

5・油絵の上手な描き方には塗る場所の順番も大切

油絵の風景画

↑上のような風景画でも

静物画でも

リアルな具象画を描くときには、基本的には

自分よりも遠くにあるものから順番に塗っていくようにしましょう。


基本的には・・・・

といったのは、必ずそうしなくてはいけない訳ではないのですが

油絵の具はボリュームがあるので

手前の物に厚みがあった方が自然に見えるからなんですね。



わずかな絵の具の盛り上がりでも、

物質的な遠近感がでるんですね。

なので

手前にあるものを意識して

油絵の具を厚めに塗ってみましょう。



逆に、遠くの空などを、厚めに塗って、近くの浜辺などを薄く塗った絵もありますが

初心者で、まだ絵を始めたばかりの時は

手前を絵の具を厚めに塗ることを意識して塗るようにしたほうがいいでしょう。

6・油絵の上手な描き方をしている人は油絵の特徴をうまく活かしています

かすみそう

油絵が水彩やアクリルと違う所は絵の具がなかなか乾かない、という所。

その特徴を活かす事で、ほかした表現ができます。

これを、スフマート と言います。

レオナルド・ダ・ビンチのモナリザのような明るいところと、暗いところの境目が、自然に移り変わっていくような描き方ですね。

油絵が上手い画家は、このスフマートをうまく使っています。



油絵の具は輪郭線で描かないで、

明るいところと、暗いところを見分けて、

面を描くことで表現していくと上手く描くことができます。

7・うまく描けるように絵筆を大切にしましょう

油絵用の筆

筆は自分の手の延長なので、大切に手入れをして使うと

自分が表現したい思いに答えてくれます。

お手入れすると

グッと描きやすくなりますよ。

お手入れの仕方は↓下のリンクで詳しく説明しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。


油絵って、水彩絵の具に比べると、粘度があって、扱いずらいと最初は思うかもしれませんが

慣れるといろんな表現ができるし

絵の具が乾いたらその上から修正をすることも可能です。


それに、

納得のいくまでじっくりと絵と向き合うことができるので

画材としては、とっても魅力のあるものです。


絵を描いてみたいな・・・

それから

油絵を描き始めた方に、参考にしてくださったら幸いです。

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