【コラージュ】心の中のイメージを表現しよう

こんにちは!駒形です。

仕事をしながら、家事、育児をしながら

作品の制作って大変です。

緻密な作品は時間がかかります。

時間は有限です。

そんななかでも、作品を制作しようと思ったら

短時間で描ける・作れる作品になってしまいますよね。

家族のことや、私自身の仕事のことでしばらく細密な絵や、油絵を描いていませんでいたが、

やっぱり、絵を描くことは

私の中でリフレッシュタイムなので

何かしら

手を動かして、ものつくりをしていきたいのです。

そんな、私のように、仕事をしていて時間があまり取れない方でも、

短時間で自分の気持ちを絵画に表現できる方法があります。

それは・・・。

コラージュ

という技法を使用した作品です。

今回は

その

コラージュについてご紹介してみたいと思います。

コラージュとは

このブログを読んで下さっている方なら、コラージュをいう言葉は知っているかもと思いますが、

そうでない方のために

説明をしたいと思います!

コラージュって、紙とか板なんかに紙やいろんな素材の物を

貼り付けていくこと指して言いますが

アルバム整理みたいな

軽い趣味的なものから

↓↓↓の動画の作品のように

前衛芸術みたいな表現もあり、

一言でコラージュといってもたくさんの表現ができる技法なんですね。

土曜アートプレミアム「かっこいい現代アート」~コラージュ編~さんの動画をお借りしました。



美術の歴史の中でのコラージュの始まりというと・・・

20世紀ごろに、美術・芸術の分野で

前衛芸術の技法のひとつとして

認識されるようになったことが最初です。


ピカソやジョルジョブラックが最初にこの

「コラージュ」という言葉を造語として作ったそうなんですね。

コラージュは主に、雑誌や新聞紙・写真などの紙類を

別な用紙の上に糊で貼り付けて

あらたな絵画を表現することをいうのですが

この

コラージュは

さかのぼること、紀元前200年くらい前から

そういった紙の上に切り取った紙を貼るという事が

行われていたらしいです。

中国で紙が発明されたころからコラージュって

あったらしいですよ。

コラージュは、最初19世紀ごろに、一般家庭で

アルバムなどを整理したり、楽しんだりするために使用されて

いたようなのです。

だけど

1912年ごろにピカソとブラックが

ファイン・アート(前衛美術)として作品にその手法を

取り入れてから

芸樹作品を制作するための技法になっていったんですね。

コラージュの材料を集めることも楽しい!

私は普段から、このコラージュとして貼り付ける「もの」を

気に留めて集めています。

貝殻なんかもそうですし・・。

あと、アンティークな紙なんかも

雑貨店で購入しています。

私が雑貨店めぐりが好きなこともあって、そういった

小さなもの、貼り付けることができる「もの」を普段から集めています。

だけど、

そんなにこだわらなくても大丈夫です。

何でもいいんです!

身近にあるもので

平面に貼り付けられるものならなんでも大丈夫です。

そして

集める時のポイントなのですが

こうすると

いい感じに仕上がりますよ、という点は

テーマを統一して「もの」を集めましょう

エレガントとか「かわいい」とか「かっこいい」とかイメージで統一する。

「はな」とか「海と夏」とか「貝殻とさかな」とか・・・モチーフで統一。

などなど。

ある程度のイメージがあると

画面の中に統一感ができて、異素材の物も、うまくなじむように思います。

だけど

前衛芸術として、意外なイメージが出来上がる!ってことも

コラージュの面白さなので・・・

そこのところは

こうあらねばならない!という概念はなくして

楽しみながら

貼り付けていきましょう。

自分の素敵なもの探し

コラージュの作品とインターネットで検索すると

たくさんの画像が出てくると思います。

インスタグラムでもたくさんのコラージュ作品の画像が出てきます。

さて、作ろうと思ったけど何をどうしたらいいのか分からないなぁ、そう

思った方は

自分の好きな作品を真似してみるのもいいんじゃないかなと思います。

動画でも

こんな感じのかわいらしいコラージュ作品の作り方が紹介されて

いましたので

紹介したいと思います。

↓↓↓

namo channelさんの動画をお借りしました。namo channelさんありがとうございます。

参考にさせていただきたいと思います。

どんなものでもコラージュしてOK!

画面に貼り付けることができればなんでも大丈夫なので

私はビーズや、手芸で使うキラキラを貼り付けてみました。

作家の数だけ多様な作品がありますよね。

簡単な紙だけを貼り付けたコラージュも

ありますが

私の作品のように、貝殻や

自分で過去に描いた作品を貼り付けるのも

面白いと思いますよ。

貼り付ける画用紙や、板にあらかじめ色を付けても楽しいですよね。

海面スポンジで、わざとまだら模様に下地を作ってみました。

「コラージュ」貼り付けるための画用紙や板は?

画用紙の場合

貼り付ける紙が比較的薄いものなら

厚手の画用紙に貼り付けて大丈夫です。

だけど、

布や、厚紙、ボタンや貝殻といった、紙よりも重たいものは

板の上に張り付けましょう。

紙は糊、木工用ボンドで貼ることができますが

ボタンや貝殻といった、紙より厚い素材の物や、ビニールやセロファンのような

紙とは違った素材の物は

糊で貼らないで、ボンドで貼り付けることをお勧めします。

手芸店に行くと

手芸用のボンドが販売されているので

そういった接着剤を使用するのがおすすめです。

板に張り付ける場合は

画材店で販売されている、パネルを使用します。

私はサムホールサイズ(はがき2枚分の大きさ)に

ジェッソを刷毛で塗ります。


その上に

アクリル絵の具で色を付けて、貼り付けたい物をグロスポリマーメディウムで

貼り付けていってます。



貝殻や

ビーズのような重さのあるものは

グルーガン(ホットボンド)で貼り付けていますよ。

貼り付けるための糊は?

市販されている糊で大丈夫です。

木工用ボンドが乾くと透明になり、接着力もあるのでお勧めですが

紙以外の物・・・

例えば

ボタン以上の

厚みがあり、紙とは素材が違うものには

「グルーガン」がおすすめです。ホットボンドとも呼ばれています。

グルーガンはこんな感じのもの

今は100円ショップでも、グルーガンは販売していますので、

覗いてみてくださいね。

100円ショップで販売していますが、販売している価格は300円でしたよ。

専用の、熱で溶けるスティックも販売しています。

この、グルーガンですが。

熱でステック上の樹脂を溶かして

冷えることで、樹脂が固まって接着するので

樹脂が溶けて出てくるときは、かなり高温です。

手に触れてやけどしないよに注意してください。

私は、触れて熱い思いをしました!

やけどはしませんでしたが、細かいものを手でつまんで、

そこに熱い樹脂をくっつけることはやめたほうがいいでしょう。

板や張り付けたい画面に樹脂を絞り出して

樹脂が固まらないうちに、付けたい物を乗せるようにしています。

細かいものはピンセットを使って

置くといいと思います。

私のおすすめの糊は・・・?

紙だけなら

あなたの家にもあるスティック糊でも十分大丈夫なのですが・・・

ちょっと、本格的な作品をつくりたいな

という時の糊には

こちら↓

グロスポリマーメディウム

がおすすめです。

アクリル絵の具などを描いた保護ニスとして使われるものなのですが

これは、水で溶いて、アクリル絵の具にませて使うこともできますし

完成したアクリル絵の表面を保護するための

ニスとして使うこともできるんです。

これを、

パネルに絵の具で色を付けたところに

塗っていきます。

そして

貼りたいものを重ねて

さらに、グロスポリマーメディウムを塗って・・・・また、貼り付ける。

これを繰り返すことで

透明な層の中に紙などの貼り付けたものが

サンドイッチ状態に貼り付きます。

で、こんな感じに出来上がりました!

まとめ

コラージュは本格的な芸術作品をつくることもできるし、


隙間時間に何かちょっと手を動かして作品をつくりたいな・・

というときにも使える技法かと思います。


制作していると

作業に没頭して、

夢中になれるコラージュ。

色はどんな色を組み合わせようか、とか

どんな、構図にしようかなど。

考える時間は楽しいものです。


コラージュは素材を集めることもまた、楽しみでもありますしね。

制作することで

難しいと思っていた

現代美術・前衛芸術に対しても興味が出てくる

なんてこともあるかと思います・・・。



コラージュって、ピカソが造語を作ったことなんかも

意外だったかもしれませんよね。

これを、きっかけに

絵の中に何かあなたの「お気に入り」を貼り付けてみてはいかがでしょうか。

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