色鉛筆を使った描き方
色鉛筆を使った描き方は
色鉛筆だけで仕上げる描き方と、色鉛筆の他に
違う画材と組み合わせて描く描き方など
いろんな描き方があります。
今回は色鉛筆を使用して、
水彩絵の具の白と組み合わせて
静物画を描いてみました。
色鉛筆を言っても、メーカーによって色の種類と色鉛筆の芯の硬さが違います。
さまざまなメーカーから、色鉛筆が販売されているので
実際に各メーカーの色鉛筆を1本づつ
購入して、描き心地や発色を試してみて
自分に合うものをえらぶと良いと思います。
画材店では、1本からばら売りで販売しているので
最初からまとめて購入するのではなく
1本購入して、芯の固さなどを確かめてから購入すると失敗がないです。
私はホルベインのメーカーの色鉛筆と、三菱ユニのものを主に使用しています。
紙の種類と保存について
私がよく使用する紙の種類は、マーメイド紙とストラスモアというアメリカ製の丈夫な紙です。
今回使用した紙はこちらのパステルマーメイド紙
パステル画のための紙なんですが、水彩・色鉛筆でも大丈夫です。
画用紙の色が白だけではなく
様々な色の画用紙がセットで
綴じてあります。
今回は、少しグレーで青みがかった画用紙を選んで
描いて見ました。
はじめに、鉛筆で下書きをして、その後に水彩絵の具のチタニウムホワイトで明るい部分を描き起こしていきます。
鉛筆で描いている時も、筆で描いている時も画面を手の平でこすって画面を汚してしまわないように、手の下に紙(何でも構いません)を置いて作業しています。
これは、画面を汚さないようにする、という以外にも手の油を紙に付けないようにするためです。
油が付いてしまうと鉛筆や絵具の付き具合がわるくなってしまいます。
それともう一つは保存しているときに湿気の多い場所で保管しておくと、そこからカビが出てしまう可能性も考えられるからです。
なので、
こんな感じで、画面を汚さないように作業しています。
上の写真は、よく100円ショップ・ドラックストアで売っている白手袋を、指の部分を切って使っています。
これ、便利ですよ。
水彩絵の具で加筆したら、色鉛筆で塗っていきます。
完成したら、フィキサチーフをかけて額に入れて完成です。
額のマットも、絵を保管する際は余分な湿気を吸収したり
乾燥時には逆に湿気を与えたりとマットが絵を湿気から守ってくれる役割を果たしています。
それから、絵を長期に飾らないで保管しておく時は、ビニール袋など
市販のなんでもいいと思います。
除湿剤を入れておくと、湿気やカビから作品を守ってくれて長く楽しむことができます。
まとめ
支持体が紙の作品は、保存状態をよくするために、
制作中は画面に手の油が付かないようにしましょう。
食べ物を食べながら作品を制作するのは
止めておいた方がよさそうです。
それから
パステル画・鉛筆画・水彩画を長く良い状態で保管する方法は
ビニールの袋(市販されている衣類圧縮袋など)に市販の除湿剤を入れて保管するといいです。
油彩画よりもデリケートな紙の作品は、
保管のポイントさえ分かればずっとよい状態を保つことができますので
ぜひ、参考にしてください。