ゴールデンウィークや紅葉シーズンは、気候もいいし風景画をささっとスケッチ出来たらいいですよね。
今回は
忙しくても、外でスケッチをする方法について紹介したいと思います。
風景画をスケッチするときの季節はいつが適しているの?
風景画を描くときに、外でスケッチブックを持って描ける時期は意外と短いのです。
私の経験から、外で2時間くらい座ってスケッチが出来るのは、5月のゴールデンウィークから6月上旬までと
10月20日ごろから11月下旬までかな?と思っています。
それ以外の時期は、
外でスケッチブックを持ってスケッチできるのは、10分から15分程度が限度です。
夏は暑くて、熱中症になってしまいそうです。
冬は比較的ダウンコートなどを着て、防寒をばっちりすれば、12月や3月でも、外でスケッチをすることは可能ですが、
やはり寒いですし、手が冷たくて絵を描くにはちょっと・・・という感じなのです。
寒くて10分くらいが限度でした。
なので
スケッチを楽しみたいな、と思ったら、5月から6月。秋は10月下旬から11月中がおすすめです。
風景画を描くときに適した時間帯は?
午前8時から、12時くらいの午前中がおすすめです。
風景画を描く時は太陽の光の方向が一定でないと、影の位置が変わってしまうので、
午前中に描いたものは、午後は描かないで、次の日のまた午前中に描くようにしましょう。
午後の太陽の光を描いてもいいのですが、西日はちょっと描くのは難しいと思うので、初心者の方や、ちょっとした旅行のスケッチをしたい方には、午前中の太陽の下でのスケッチをおすすめします。
早起きできるなら、早朝の5時くらいから6時の時間帯も、夏はいいと思いますよ。
風景画をスケッチするときの適した場所選びについて
風景スケッチ・・・と一言でいっても、
山の風景から
街の中を描いたもの
海の風景を描いたものなど・・・、さまざまな風景があります。
どんな場所をスケッチするにも、共通した場所選びについて考えてみました。
まず、普段生活しながらでも、ここはスケッチに適した場所かな?と探しておくことです。
そんなに遠い場所じゃなくても、普段生活している場所にもスケッチに適した所は見つかるものです。
そして、自分だけのお気に入りのスケッチ場所として覚えておくといいですよ。
散歩の時などに探すのもいいものです。
何気ない風景でも、絵に描こうを気持ちを変えて見ただけで、普段は見過ごしてしまうような風景も、絵にすることができます。
普段から絵にならないかな?
絵にするにはどう描いたらいいかな?と考えながら風景を見ていると、景色もいつもとは違って見えるようになりますからね。
その時に、立ってスケッチしないで済むように公園だったらベンチがあるかどうかなど確認しておくといいです。
忙しいなら、立ったままで、10分くらいでささっと、描くのもいいのですが
30~1時間描くのであれば、
公園のベンチなどに座れる場所を見つけておいて、そこで描きます。
私のおすすめの場所は、比較的大きな公園です。
やはり、街中で描いていると、
人の目が気になりますよね。
慣れていないと、ちょっとはずかしいですし。
大きな公園では、ほとんど人の目は気にならずに絵を描くことが出来るので
大きな公園をいくつか探して置いて、風景スケッチをするときはそこで描くようにしています。
大き目の公園は風景をスケッチするのにおすすめの場所です。
風景画をスケッチするときの服装について
自然の中だとどうしても、虫に刺されてしまうことがあります。
長袖、長ズボンがおすすめです。
虫よけスプレー、かゆみ止めなど、行く場所によっては持っていったほうがいいでしょう。
ちょっと10分くらいスケッチするだけだから・・・と考えても、近所の公園でも、虫に刺されてしまうことは結構あります。
それから、帽子は持って行ったほうがいいですよ。
冬場なら、カイロです。
それからマスク。
手袋、防寒はしっかりしていきましょう。
風景画をスケッチするときの持ち物・画材について
持ち物では、飲み物は持って行ったほうがいいです。
自然の多い場所では、ちょっとコンビニで飲み物を買おうなんて出来ないことが結構あります。
小さめの水筒か、ペットボトルの飲料水を持参するといいですね。
冬場なら、温かいのみのもは欠かせません。忘れないように持っていきましょう。
画材は、
スケッチブックは4号サイズのスケッチブックが丁度いいサイズです。
筆記具はお好みで持参するといいのですが、たくさん持って行っても使いこなせないので、私は2Bの鉛筆1本だけを持っていきます。
10分くらいでささっと描くなら、鉛筆だけで描いて、
20分~1時間なら、鉛筆で描いた後に、色鉛筆・パステルでさっと色をつけるくらいです。
水彩の携帯セットを持参したこともあるのですが、
水彩は水を使わなくてはならないので、近くに水道がある場所、もしくは、自分で水を用意して持っていかなくてはならないし
結構な荷物になってしまうので。
それに、使った後の水の処理にも困ります。
何処か、捨てる場所があればいいのですが絵具の色がついた水を簡単に流すことはマナーの面から考えても
捨てて帰る訳にはいきません。
だから
私は水彩で色を付けることはしないで、色鉛筆かパステルにしています。
それから
小さめのレジャーシートを持参するとちょっと公園のベンチに腰掛けて描きたい時に便利ですよ。
公園のベンチは雨風で汚れているので、これがあると重宝します。
ベンチに敷くだけじゃなくて、バックや画材を地面に置く時にも使えます。
冬なら、ブランケットも持参するといいと思います。
風景をスケッチするときのマナーについて
そんなに風景スケッチには行くことはないのですが、
椅子に座ってスケッチをしていると、散歩している方から、必ず声をかけてもらえます。
やはり、絵を描いている人って珍しいのでしょうね。
スケッチをしている人なんて私くらいなものかな?と思っていたら
その声をかけてきた方の話では、この間も絵を描いているひとがいたよ、ということだったので
意外にも、野外(公園)で絵を描く人はいるもんなのだなと思いました。
また、違う場所でスケッチしていた時も声をかけてもらえましたよ。
やはり、散歩されている方ですね。
通行の激しい場所や街中では、迷惑になってしまうことがあるので、私はスケッチしませんが、
大きな公園や、田舎の田んぼの中のあぜ道といった、通行のじゃまにならない場所でなおかつ、
適度にさびしくないところ。
人は、たまには散歩で訪れるけど、人気のまったくない場所ではないところを選んでスケッチするようにしています。
道路以外は誰かのお宅の庭だったり、敷地だということを頭に入れてスケッチで長い時間居ることは避けるようにしています。
果樹園などに入ってスケッチするときも
その、果樹園の持ち主の方に一言声をかけて、描かせてもらうようにしています。
だけど
あまり人気のない森の中は、通行人・生活している方の迷惑になるこは無いと思いますが、いろんな意味で怖いので・・・。
私の住んでいる地域では、「熊」「猿」が出没することもあるんですよね、そういったことも不安だし、
もし、誰もいない連絡のつかない場所で車が動かなくなったとか
自分の体調が悪くなったりしたらちょっと不安ですからね。
そんなことも考えながら、スケッチできる場所を日ごろからチェックして見つけています。
風景スケッチをしていて、人物を入れて描く時は?
まったく知らない通行人の方を描くことは私は止めています。
やはり、描かれている方は気持ちよくありませんしね。
トラブルを避けるためにも私はスケッチで人物は描かないようにしています。
どうしても、風景の中に人物を入れて描きたい場合は、
フリー画像の写真、遠目から横向きや後ろ向きで取った写真を見て風景の中に描くようにしていますよ。
風景画スケッチにいく時のおすすめの乗り物は?何で目的地まで行く?
田園風景など描きたいんだけど、ちょっと車では、奥まで入って行けない、と言う場合は
車に折り畳み自転車を摘んで、車で入れる場所まで行って、そこから自転車で
行くといいよ。と絵画教室の先生に教えてもらったことがあります。
そこまで本格的にスケッチをする時間・余裕がなかった私は、そうやってスケッチをしたことはまだありませんが、
風景画にこだわりを持って描く方なら、そんな風にスケッチをしに行ってもいいのかな~と思います。
ただ、
女性のかたや、地域性を考慮して行動されるようお願いいたします。
忙しい方は、近所でササっと10分くらいで描ける場所を探して描くのが一番かと思います。
まとめ
いかがでしたか?
そんなに、大げさに考えなくてもいいと思いますよ。
4号サイズか、サムホールサイズ(はがき2枚分の大きさ)のスケッチブックと鉛筆1本を持って、ちょっと描く時間があれば
スケッチは出来ます。
綺麗に描こうとか、
色を付けようとか、考えなくていいと思います。
自分だけの覚書のようなつもりで最初は取り組んでみてください。
そうして、
自分だけの、お気に入りのスケッチ場所がみつかったら、描く時間を増やしていって、色を付けてみたりと
自分だけの表現を楽しんでください。
私自身も、風景をえがきたいな~と思っても
いざ、行こうとすると、荷物の準備がおっくうで行かなかったり、
行っても、場所を探してうろうろと歩きまわって、結局かえってきたり
そんな感じでした。
最初は、描きたい場所を探すだけの散歩になってしまっても構わないと思います。
描く場所が、ある程度決まってきたら、気温や天候をみて、今日はスケッチ日和だから、
あの場所に今から行って、ちょっと20分くらいスケッチしてこよう!
というように、
スケッチをする要領みたいなものが分かってきます。
あなたも、スケッチを楽しんでみませんか?
1冊、お気に入りの風景が描かれてスケッチブックができると楽しいですよ。
そして、展覧会などでそのスケッチブックごと展示するのもいいと思いませんか?
この記事があなたの参考になったら嬉しいです。
いつも読んでくれてありがとうございます。