【個展】が【自己満足展】にならないためにやるべきこと

自己満足という意味について

こんにちは、駒形です。

今回の記事タイトルを見て、誤解をされてはちょっと嫌だな・・・。

そんなことを考えたので、最初に一言お話をさせてくださいね。

自己満足という言葉は、あまりいい意味には感じられませんよね。

自分だけ満足していて、他者になにも利益を与えていないような、そんなイメージですよね。

自己満足とはなにか。その本質的な意味を考える。

ネットの記事で個展は自己満足であるというのを目にしました。

多分、その意味というのは

「あなたの絵をわざわざ時間とお金をかけて見に来る人はいませんよ。

自分だけが楽しい思いをしているだけじゃないですか?」

そんな風に私は感じたのです。

確かに・・・。


私に当てはまるかもしれない。

そう、思いました。



私は描いた絵をできるだけ、たくさんの人に観てもらい

絵を観た人が

「絵を観て良かった。」と思ったり

なにかしらの影響を与えられたら・・・そんな風に考えて絵の発表をしています。

また、絵から収入も得たいとも考えていました。

美術の道を選んだのもそうした理由からなんです。

一方で、




純粋に絵を楽しんでいて

絵がたくさんたまってきたし・・・

身近な友人や知人に見てもらい、

絵画を通した交流で豊かな時間を過ごしたい。

そんな風に思って、個展を開催する人もいるでしょう。

そうした場合は

自分だけの楽しみになるわけなのですが

そういったことが、意味のないことで価値がないと言いたいわけではないのです。

絵画を通して豊かな人生を送ることも大切なことで、意味あることだと

私は感じています。

なので、

今回の記事は、絵を通して収入や自分の作家性を感じてほしい人が

個展をする場合どうしたら目的が達成できるかに焦点をあてて

考えていきます。



これから書く内容は

私が今までに経験してきたことなので、赤字にならないような個展をしたいなら

きっとこの記事はためになると思うので

ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

個展は自己満足でいいと思っていたけど

今から話すことは私が24歳くらいの時の考えです。

25年くらい前のことですね。



こうした考えは今でも、大多数の「絵」を描いている人は考えていることなんじゃないでしょうか?

〇「絵」は売れない

「個展は絵を売る場所ではなくて、絵を描いた人の作品発表の場所である」

私は20代の頃はそんな風に本気で思っていました。


「作家」や「画家」といわれる人は

「絵を販売するのではなくて、作品発表をして、できるだけ多くの人に観てもらい

そうして、感動や気づきを与えることなんだ」と思っていたんです。


だから

生活のための収入源は、他に持ち、余暇に作品制作をして

作品をギャラリーで展示して作品を見てもらう事。

購入されることはどうでもいいこと。

むしろ、絵を購入してもらいたくて購入を意識して描いた絵は

「売り絵」と言って軽蔑したような雰囲気を感じていました。

そのような考えでいたので、

それを意識した絵を描いていました。

販売するなんて全く考えていなかったので初めての個展は大赤字でした。

それでも

そうゆうものなんだ

疑問も持たずにいました

むしろ

そうして、仕事で得た収入を個展につぎ込むことが「作家活動」をしている

と思っていたので

赤字なのは当たり前だよね、と思っていましたね。


当時、どれだけ赤字になったのかを思い出すと・・・。

25年前なのでざっくりとした金額しか思い浮かべることができませんが

個展の会場代金が14万円

絵を描く費用が20万円

額縁代が20万円位

そのほかにも、DMの制作代金やDMを郵送する料金、お礼の手紙の郵送料金など

きっと、50万円位使ったと思います。

はじめての個展をやってみて感じたのは

これじゃ、続けられないな・・・。という事でした。


最初の個展では100号の油絵を4点会場に展示したので

100号のキャンバスの料金代は2万円位はかかるので

それだけで8万円を出費していますよね。

当時、私のお給料は月16万円位だったのですが

一人暮らしで家賃や食費などまかない、奨学金もあったし

田舎なので車の維持費を考えると

もう、個展なんてできない!!!

そう考えたのは当然だと思います。


個展をしよう!と考えたもう一つの理由が私にはありました。

それは

今まで誰にも言ったことはなかったのですが

結婚する前に「個展」をしないと一生「個展」はできない

もしかすると、

結婚したら二度と、絵を描くことはできないかもしれないという恐怖が頭の片隅にあったからなんです。


これを

今の人達が聞いたら  ????

と思いますよね。


私の生まれ育ったところは田舎で考え方が古いせいもあったのだと

思います。

結婚したら、お嫁さんは自由なことができなくなる。

本気でそう考えていました。

今はそんな事はないとは思いますが

25年くらい前の田舎では、それが当たり前だったんですよね。



高校時代の美術の先生が

「結婚しない気でやれ」と言ったことが事がありましたが

なるほど・・・。

そう言うのも、無理ないねと思いましたね。

そうした事から

「記念の個展でいいや」

そんな風にも考えていたのです。

だから、最初の個展から20年ちかく絵を展示することはありませんでした。

私の場合、はじめから画家として活動することを

ほぼ、あきらめていたような感じでしたね。

個展も最後の記念として開催したようなものでしたから。

だけど、あれから時代は変わりました。

振り返ると、そんなに深刻に考えなくてもよかったんじゃない?

なんて考えてます。


最初はグループ展がおすすめ

個展にどれくらい費用が掛かるのか。

ギャラリーにはどのようなものがあり、場所によってレンタル料金が違う事や

比較して選ぶといったことを

誰も教えてはくれませんでした

また当時は

そうした事を知る手段もありませんでしたね

今ならインターネットで検索すればすぐに探したり、

比較・検討することができたのですが

なんでも25年前のことですから見様見真似でやっていました。

東京や都心の近くではたくさんのギャラリーがありますが

田舎の方では、ギャラリーといったもの自体がない場所もあります。


絵の活動を通して、いろんな作家活動している方と

知り合いになり分かったのは

そんな、環境の中でも

創意・工夫して

作家の活動をしているという事でした。

作家の方と話していて気が付いたのは

絵画を展示して観てもらうには

ギャラリーでないといけない、とか

○○でなければならない

そうした、固定観念が私を縛っていたことに気づかされたんです。



絵を展示する場所がなければ、自分で見つける。

自分で場所を見つけて交渉してみるという方法もあります。

それから

その場所を借りる料金だって、交渉できるということも分かりました。

若くして

そうした事はなかなか難しいとは思いますが

自分と同じ考えを持つ、画家(作家)仲間を見つけて

会場を二人、あるいは三人で会場費を払えば、会場を借りる料金も

安く抑えることができますね。

今なら

〇ネットで調べる

〇ギャラリーめぐりをして料金などの詳細を聞いてみる

〇作家さんに個展やイベントの時に会いに行き、情報を得る

 あるいは、SNSで見つけて仲良くなって情報を得る

〇個展会場以外でも、イベントが出来そうな会場があったら、オーナーと交渉してみる

〇地元情報誌やフリーペーパーなどで作家活動と結びつきそうな情報を探す

↑に記載したことを

実践するだけでも、個展会場費を抑えた個展を開催することができると思います。

2度目に開催した個展会場の費用は

1日7,000円でした。

本当は、1週間借りたかったのですが、

そうすると、49,000円もかかってしまいます。

その時は専業主婦だったので、そこまではだせないな、そう思って

4日間にして、会場費28,000円払いました。



3回目の個展の会場費は

1週間で1万円でした。

しかし、毎日会場が開いているわけではなくて、週3日ほどの営業だったので

1か月借りることに。

そうすると、4万円になるはずでしたが、

オーナーの方が、お店を開いたばかりだから半額の2万円でいいよ。

そう言ってくださって、

1か月、2万円で借りることができたんです。

こうしてみると

個展をするたびに、会場費が大幅に抑えられていることが

分かりますよね。

絵の値段の付け方

個展での作家活動が続けられるようにするためにも

絵に値段をつけて販売しましょう!!


なんて、書いていますが、これが自分自身でもなかなか

値段をつけることができなかったのです。



最初の個展の時は

ギャラリーのオーナーの方が

「はい、これ○○円、これは○○円・・・。」

そういって私の絵に値段をつけていったんですね。

なので

自分で絵の値段をつけることに悩む暇さえなかったのです。

だけど

その時の絵の値段はというと・・・。

6号サイズの絵が78,000円という感じでした。

だから、1号1万円の計算で付けていったのだとおもいます。


だけど、25歳の私は

「え~~~!!私の絵がそんな高い値段で販売してもいいの?」

そんな風に感じたんですよ。


絵を販売し慣れている人なら

それくらいだよね。

むしろ、安いかも。

そう感じると思います。


この、オーナーが独自の判断で絵の値段を付けたことによって

自分の絵に値段をつけて販売してもいいんだ。

そう思えたのと、実際に購入してくださった方がいたので

このことは

後々、よい経験になったなと思いました。



それから

約20年間くらい個展はやらなかったのですが

やはり・・・・絵を描いているだけでは

絵がどんどんたまり続け、

たまった絵はだれにも見られず押し入れにしまわれて、やがては

処分されてしまうんだろうな。

そう考えた私は、2回目の個展をするのですが

その時は

自分では個展をして絵を観てもらいたいのに、

どうか・・・ほんものの画家が見に来ませんように・・・・。

そんなことも考えていたんです。


それはどうしてかというと

芸大卒や有名どころの美術大学を卒業した

年上の方が

展覧会に見に来て、絵にダメ出しをしていくことにおびえていたのですね。


これも、25年くらい前は、

先輩画家が若い画家の絵を批評するというのが

当たり前に行われていたんですね。


もしかしたら、今もそうなのかな????

団体の展覧会に出品しなくなってしまったので分からないのですが。

そうしたことに私はおびえていたのですが

2回目の個展をしたのは47歳なので、

さすがに、誰も私の絵を「批評してくださる」方は来ませんでした。(;´д`)

とある、女性の画家さんの個展を観に言ってその作家さんと

話しをしたのですが

絵を観に来るお客さんの中には

「あなた、絵の才能ないねえ」

「絵を描くのを辞めたら」

そういうことを言うお客さんがいたそうです。


たまには、変なお客さんが来ますが

若いうちは、そうした面からも、グループ展からスタートしたほうがいいと思いますよ。

その、女性画家さんは、私よりも年齢が上だったので

そのようなお客さんは

無視をしたそうです。


若い女性は、自信を失ってしまいそうですよね。

今はそんなことはないと思いますが

もし、そんなお客さんがいたら、相手にしないようにしましょう。

絵のメンターを見つけよう

若いうちはいきなり一人で個展をすることは大変だと思います。

自分自身が苦労してますから。

自信を失ってしまう場合だってありますよ、ほんとに。

だから

出来れば先輩画家と知り合いになって悩んだ時や困った時に

相談できるといいですよね。


それから

若い女性の場合は変なお客様と適切な距離を保つために

男性の友人や年配の女性画家さんと知り合いになって

個展会場にいてもらうなどしたほうがいい時もあります。


個展に来てくれる人を増やす

個展で赤字をできるだけ少なくするには

たくさんの人に個展を認知してもらうことが必要ですよね。

私はある方から

新聞やその他の情報誌等に個展を紹介してもらう方法を

教えていただいたおかげと

3回目の個展をしたギャラリーのオーナーさんが

新聞や情報誌に個展の紹介を依頼をしてくれたおかげで

100人近い人が個展会場に足を運んでくれました。

1回目の個展では、

職場の人、友人が観に来てくれたのですが

新聞等で告知しなかったので、30人くらいでした。

2回目の個展では

ギャラリーの方は何もしなかったですし

私自身も、DMをいろんなお店においてもらおうと作ったのですが

どこも断られて結局、

たくさんDMを印刷しても無駄になり、

観に来てくれた方は、たったの6人でした。

そう考えると、

集客って、本当に大切だし、

新聞の力って本当に強いと感じますよね。

今はインターネットがあるので

そうした力を利用することもできます。

コロナが広がってからは

Web個展という言葉が出てきて、これからはますます

ITを使いこなせる技術が必要になるんだと思います。


これから、画家や作家活動していく人は「ブログ」は作った方がいいですよ。

そう、ある方からアドバイスを受けて

今、こうして記事を書いていますが

こうした記事をとおしてたくさんの情報発信と新しい情報を得ることが

簡単にできる時代って、本当にすごいなと思います。


25年前の私はこんな風になるなんて

想像さえしなかったですから。

個展にかかった費用を記録しよう

記録を残しておけばよかった・・・。

そう、反省しています。

それは

お金について、です。

額縁一つひとつ

の金額や、誰がいくらで購入してくれたなど

どうしたことをきちんと記録しておいた方が

どれくらい赤字になったのか

それには

次にはどう改善したらよいかが分かるので、

次回から、きちんとお金の記録を付けようと考えています。

最初はイベントで集客をすればよかったかも

そう、考えたりもしましたが

20代で個展を開催したことを考えれば

「イベント」を企画・開催するところまでの

心の余裕はありませんでした。


今でも、

個展って当たり前なんですけどすべて一人で行うので

本当に大変なんです。

作品の運搬から

作品を展示して

会期中は会場にいなくてはいけないし。

今は、新型コロナの影響で「イベント」は開けないですしね。

だけど、インターネットがあるおかげで

たくさんの人とSNS

でつながることができているので

これからは「イベント」よりもSNSを通して興味をもってもらう事の方が

有効かなと考えています。

「個展」のノウハウ

画家や作家さんて、個性が人によって違うし

できることやできないことの適正もあります。

住んでいる地域によっても違うので、必ずこうすると成功しますという

法則はないと思うのですが

だけど、

先輩画家からの情報をもとに、トライしてみて

ダメだったところは改善していったり

教わったことを自分のやりやすいように改善してみたり

そうしたことを繰り返していくことが成功の秘訣なのかなと思っています。



今は、画家活動にはインターネットは必須だと

しみじみ感じています。

パソコンが苦手とか分からないからなんて

言っていられないですよね。

50になっても、本当に日々新しいことの勉強ですね。

これからの画家活動にはインターネットが必要なのは間違いないと思います。

まとめ

25年前と今では本当に世界が違う!!って言っても

おかしくないくらい時代が違いますよね。

今の20代~30代の方は

ピンとこないと思うのですが

当時の画家活動の常識と、今の画家活動の常識は

違いますね。

これからもっと、もっと変わっていくのだと思います。


その時に、柔軟に対応できるような自分でいたいなと思います。


まとめると

情報は本当に大切です!

今はインターネットを通して情報が得られるので

そうした情報を参考にして、

自分で実践、トライ&エラーの繰り返しで改善していく。

先輩画家と親しくなり、さまざまなことを教えてもらう。

ンターネットスキルはこれからの時代は必須

なので、苦手意識を持たずに勉強してどんどん取り入れていく

という事でしょうか。


この記事がこれから

画家活動をしていきたい人のお役にたてたらうれしいです。

では、また~。

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