【絵のテーマ】何を描いたらいいか分からなくなったときには

山と湖を眺めている人物

絵を描くために、絶対に必要なもの・・・

それは画材はもちろんのことなのですが、描く「もの」、あるいは描きたい「テーマ」が必要ですよね。

描きたい「もの」や「テーマ」があって、

初めて絵を描こう!という行動に移るわけなんですが、ずっと絵を描いていると、

描く「もの」(モチーフ)に何を選んだらいいのか分からない!となってしまうことがあると思うのです。

そこで

今回は、

描く「もの」、あるいは「テーマ」

について昔の画家はどんなことをテーマに絵を描いてきたのか?

と、いうことと

私なりのテーマを考えるときの方法について、ご紹介していければいいかな・・・と思います。

絵にメッセージを込める

考え込む少女

何を描くか?

という描く「もの」と

何をテーマに描くか?

という事は、似ているようで違うと思うのです。

絵の種類は本当にたくさんの種類がありますよね。

モチーフで分類すると、人物・動物・静物・風景・抽象・・・などなど。

具象的なものを描くときに、何を描いたらいいかでは、そんなには悩まないと思うのです。




絵を描く人にとって

最も重要なのは、もっと深いところ、

「哲学的なものを絵に表現したい」

と思った時ではないのでしょうか?

絵を最初に描きたいと思った時は

何かに感動した瞬間ではないですか?

少なくとも、私はそうなのです。

それは、目に映る光景だったり、本を読んで感銘を受けた時だったり、

人との関わりから、感動を得ることもあります。


そんな時に、

創作意欲が湧くのです。

だけど・・・

たまに、こんなことを言われるんですね。

「お酒を飲みながら絵を描いたら、いい絵が描けるんじゃないの?」

どうやら

なにか、瞑想なようなことをしていると

頭の中に映像が浮かび上がってきて、それを絵にしていると思っているようなのです。

芸術家は、何もないところから、インスピレーションを得て、あるひらめきのようなところから

絵の「題材」や「テーマ」が見つかるに違いない。そう、考えられているようなのですが・・・

いえいえ

そんなことはないんですよ。

たまに、ごく、一部の絵画の分野では

「幻視芸術」

という分野があって、幻視芸術はシャーマニズム(巫女や祈祷師の能力からみた世界を絵画に表現したもの)

から生まれた芸術のことなのですが、

そういった

霊的な幻視をもとにした芸術のことを指していっていますが、これは、霊的なものを持っている人でないと描けない世界ですよね。

幻想(ファンタスティック)とはまた別の意味の芸術なんですよ。

というわけで、

普通の人は、なにか、他者に伝えたいメッセージを見つける必要があるのですね。

絵のテーマを見つけるまでの私の場合

地平線に立つ女性

最初はだれでも、何かしらの動機から絵を描きますが

もし

絵の制作に行き詰ってしまうようなら、それは自分で最初に絵を描きたいと思った純粋な気持ちを忘れているからかもしれませんよ。

長いこと絵を描いていると

いろんな美術の知識が情報として入ってきます。

それで

他者の意見に振り回されてしまっているのかもしれません。

芸術とはこうゆうものである!

みたいなことを、たくさん聞かされて、自分の作品の講評なんかをされる機会があると

いいことばかりじゃなくて、

否定的なことも、アドバイスとして受けるわけですものね。

そう、周りに振り回されているだけです。

あなたが生きてきた中で、いろんな経験をして、いろんな感情を味わってきていますよね

それに

勉強してきて、たくさんの知識を得たことによっても、感じたことや考えたことがあるはずですから、

そうした

中から、絵の「テーマ」を見つけるといいと思うのです。


そんなことを言う私も

周りに影響をたくさん受けていましたよ。自分の考えに自信が持てなかったりすると余計にそんな風に感じてしまうんじゃないかと思います。


でも、私は最初はそれでいいと思うのです。

最初はたくさんの知識を吸収して、その中から自分は、どれを選ぶのか?を考えればいいのではないかなと思います。

迷い、たくさん学んで悩んだので、本当に描きたいものが見つかったのだと思っています。

絵のテーマは何かメッセージを込めなくてはいけないわけではないのですが、私は絵にメッセージを込めるようにしています。

それは、絵を観てくれた人が、元気になって、勇気づけられるようなメッセージが分かったら、

絵を観た人も嬉しいのではないかな、と思ったからなんです。

前向きなメッセージを込めて絵を描くようにしています。

絵のテーマはたくさん絵を観ることで見つける

聖母子像

インプットが無ければ、アウトプットできません。

ピカソもたくさんの名画と言われる絵を模写して勉強していたらしいし、ゴッホもミレーの絵を模写したり、ミレーが題材としていた農夫の姿を真似て描いていましたから。

やっぱり、名画と呼ばれる巨匠の絵をみることが大切だと思います。

今はインターネットで、世界中の名画を鑑賞することが出来るのでそういったものを利用して、どんどん作品を鑑賞しましょう。



それから、

実際にも足を運んで実物の絵を観ましょう。

やっぱり、実物は絵の表面のマチエールといった物資感が分かるからです、画像はあくまでも画像なので、

実際の大きさを体感として感じることや、物質感を感じることは難しいからです。

私は画家の絵からインスピレーションを得て、描きたいテーマが見つかることもあります。

私だったら、この題材をどんな風に描くかな?ということを考えて絵を観ることがあるからです。

それから、技法の面でもどんな風に描いたのか分からない描き方の絵に出会うと、

自分でどんなふうに描いたのか考えて、それを実際に試してみたくなるからです。

そこから、新な発想が出て、絵を描くこともあります。

構図の面でも、自分では考え付かなかった構図の絵に出会うと、自分でも同じように試してみたくなって、絵を描くときの参考に構図を真似て使ってみることもします。

そんな風に、

いろんな絵を観ることで、自分が絵を描く時の参考になったり、新しい発想が出てくるので、

画家の作品を観ることは絵のテーマをみつけることにも役立つのではないかと思っています。

絵のテーマは周りに影響を受けないで我が道をいくべし

海辺を歩いていく後ろ姿の女性

絵を習いたての頃は、絵について何も分からない状態なので、先生から教えてもらうことが芸術で美術なんだと

何の疑いもなく信じてしまうと思います。

私もそうでしたね。

でも、その時、先生から教えてもらった美術や芸術のことは、その時の美術・芸術であって、

時代の流れとともに、美術・芸術とは何たるかの常識も変わってきます。

先生だって、知っている事しか教えることはできませんから、先生からの学びだけがすべてだと思わないようにした方がいいと思うのです。

つねに、自分で新しい事を学ぶようにアンテナを張っていろんなことを吸収できるようにしておきたいと思っています。

私が思う事は、常に新しい情報を吸収して、出来る限りの情報の中から自分の感性や表現方法がしっくりくるものをチョイスして

作品制作に取り入れていけばいいのかな?と思っているのです。

技法だって、たくさん試してみることも、テーマをみつけるのに役立つと思うのですよ。

描いてみて、やってみて発見することもありますよ。

そうやって

自分の感性にしっくりくるものが見つかったら、それを続けて行ったらいいのじゃないのかな?

そんな風に私は思います。

絵のテーマは過去の巨匠画家から学ぼう

本を読んでいる女性

過去の巨匠と呼ばれる画家は何をテーマに絵を描いていたのでしょう。

美術の歴史について勉強すると、描かれてきた絵のテーマが見えてきます。

大昔は宗教を普及させるためだったり、

時の権力者の威厳を示すためにえがかれたり、肖像画として個人を表すために描かれた絵もあります。

そんなように

絵のテーマは美術の歴史を勉強していくとたくさんあることが分かってきます。

物語を絵にしたもの

人間の内面を絵に表したもの

妖精や精霊を目に見える形として表現した絵

そんな中から参考にして絵のテーマをみつけるという方法もあります。

絵のテーマを探すために勉強する

美術の歴史と哲学は必須科目なの?の文字画像

19世紀末から20世紀初頭に活躍した画家フェリシアン・ロップスは、たまたまベルギーに講演に来ていたフランスの詩人シャルル・ボードレールに

深く影響を受けて、象徴主義的な絵を描くようになりました。

そんな風に、詩や文学小説から、社会風刺からいろんなことから着想、発想を得て

絵のテーマをみつけることもあるようです。

シュルレアリズムのように、偶然の模様から想像を膨らませて具体的な絵にしていく描き方の方法もあります。

マグリットのようなあり得ないものどうしの組み合わせで絵を作る方法もあります。

そんなふうにシュルレアリズムの画家や象徴主義と言われる画家が

なぜ、そんな絵を描いたのか?が分かると、

自分の考えを絵に表す方法が分かってくると思うのです。

昔の画家の着想を得たきっかけを参考にして、テーマをみつけるという方法もあります。

絵のテーマはたくさんの人生経験から見つかることも

たくさんの経験値も必要の文字画像

人生経験から絵のテーマをみつける場合もあると思うのです。

ロココ時代の絵のように、優美で楽しいことを絵に表した絵もありますが

ミレーのように、貧しい人々の生活にテーマを見出した画家もいます。

そんな風に、生活の様子を絵に表現するだけでもテーマは生まれると思います。

私が描いている風景の絵は自分が生まれ育った場所を描いているので、これも

人生経験の一部を切り取ったテーマの一つかな、と思います。

そんな、人に語れるような人生経験、何もないわ。そう思うかもしれませんが

何気ない、自分の生活している部屋を描くことだったり

毎日散歩している、田んぼの土手だったりを描くことは、人生の一部を切り取って絵にすることなので

人生経験をテーマにしていることだと思うのですね。

絵のテーマは遊びの中から生まれてくる

星空の画像

何もしない1日を持ちましょう。

ずっとやりたかったことをやりなさい

の著者ジュリアンキャメロンさんは著書の中でこんなことを言っています。

創造性の泉が枯れてしまわないように、自分の中にある、内なるアーティストとデートをする日を

1週間のうち、1日設けてください、と。

創造性は「遊び」の中から生まれてくるそうです。

やらなければならない、日常の中では、自分の中のアーティストの声はかき消されてしまうのだそうです。

子供の頃は、自由な創造性の中で遊ぶことが出来ていましたが、

大人になると、そうは言ってはいられませんね、

毎日、仕事、家事、隣人との約束事などなど、、、日々の雑事に追われて、創造性をはぐくむことなんかできないくらい忙しい毎日を送っていますから。

アーティストは

ひとりになる時間を持たなくてはならないのだそうです。

1日、一人気ままに何もしないで過ごすことも、テーマをみつけるためにも必要なことですね。

まとめ

画家・アーティスト・芸術家・・・。

創造性が必要な時にどんな風に創造性をはぐくんでいるのかが分かってきました。



それまでは、

インプットも少なく、人生経験も浅い私は、焦って周りの絵を描いている人に影響を受けて

真似をしてみたり、

本をよんでみたり、

どうしたら、自分だけの表現方法が見つかるんだろう?と悩んでいたこともありました。

でも、

いろんな画家について学んだり、

技法も研究したり

人生経験もそれなりにいろんな経験をして、



そうか・・・

インプットがすくなかったのね、と分かったのです。

絵を描き始めの頃は、早く自分だけの技法とか、

生涯探求し続けられるようなテーマをみつけたくて、早く、画家として認められるように焦るかもしれませんが

テーマが見つからない時は、今はインプットをたくさんする時期なのかも、

そんな風に捉えて、たくさん学ぶといいです。

それに、

自分の作品をたくさんの人に見てもらって、感想を聞くことも重要だな、と最近絵を観てもらって感じました。

やっぱり

客観的に自分の事って見えないですから。

そうして

テーマをみつけて行けばいいのだと思いますよ。

テーマの見つけ方について、思う限り今回は考えてみました。

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駒形京子絵画展

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