絵が上手くならない時の原因と対処法

女性のシルエット画像

こんにちは。

絵を毎日描いていて、なんだかつまらないなあ

と感じたことはありませんか?

それはもしかしたら、プラトー現象というものかもしれませんよ。

誰しも、新しいことを習い始めて最初の頃は、やればやるほど成長を感じて楽しく学習できていますが、ある一定の時期が来ると伸び悩む時期がだれにでも訪れるそうです。

これを、プラトー現象といって

スポーツでも、勉強でも当てはまるそうなのです。

これを知っているか、いないかで

私にはもしかしたら、才能がないのかもしれないと思って、継続することをやめるリスクを防ぐことが出来ます。

それでは

絵を描くことを止めてしまわないために

この、誰にでもある「スランプ克服法」を紹介していきたいと思います。

絵が上手くならないと感じてしまう原因とは

そう感じているのはあなただけじゃないですよの文字画像

プラトー現象

「プラトー現象」って知っていましたか?

私は、以前聞いたことはありましたが、このプラトー現象が絵を描くうえでも当てはまるなんて思いもしなかったのです。

「プラトー現象」とは

新しい学習を始めた時、最初の頃は練習量に応じて成長していく感じを味わえるのですが、

ある一定の時期になると

成長を感じられなくなってしまうことをいうのだそうです。

縦の軸を成績や上達の度合いとして、横の軸を練習時間とすると、「学習曲線」の形が高原のように見えるので、「プラトー(高原)現象」と呼ばれます。

これは

誰にでも起こる現象だそうです。

このプラトー現象によって、モチベ―ジョンが落ちてしまい

学習する意欲がなくなってしまうことは避けたいですよね。

このプラトー現象を知ってれば、自分には才能がないのかもしれない、と感じて止めてしまうことを防ぐことが出来るので覚えておいてください。

プラトー現象は、目に見えては停滞しているように見えますが、

無意識化のレベルでは、徐々に上達しているので、

絵を描くことをやめないで、少しづつでもいいので継続していったほうがいいのです。

続けないのは損

続けないのは損ですよの文字画像

「1万時間の法則」を知っていますか?

誰でも、何かを1万時間学習や練習をすると、その道での「プロ」になれる、というものです。

この、1万時間の法則について

「ビル・ゲイツ」はこんなことを言っています。

・・・・私はそんなに簡単だとは思わない

実際には50時間を費やしたあと、90%が脱落する。

好きになれない、向いていないという理由でだ

そして、さらに50時間費やした人の90%があきらめる

このような普遍的なサイクルがある

運だけでなく、続けるだけの熱意も必要だ。

1万時間費やした人は、ただ、1万時間費やした人ではない

自分で選び、さまざまな過程の中で

選ばれた人なんだ。


壁にぶち当たって、上達しないように感じ、私にはもしかしたら才能がないのかもしれない。

あんなに絵を描くことがたのしかったのに、今は絵を描くことが楽しむことが出来ない。

そう感じて、悩んでいるときは

この事を思い出して焦らないでほしいのです。

「プラトー現象」の中にいるときは

成長できていないように感じても、実は

経験値は蓄積されて、無意識下では、成長しています。

「プラトーの期間」は、目に見えないところで、脳が可塑的(かそてき)に、つまり柔らかに変化し、揺らぎが生じている状態です。

これは、どんな状態かというと

脳はまず、新しいことを学習すると、今すでにあるニューロンが強化され、それが素早く、目に見える形でレベルアップとして現れます。

しかし、

一方で、「プラトー期」にはいっている間もまだ、存在しないニューロンが、ゆっくりと生み出されていて、脳の中で神経細胞に揺らぎが生じているのです。

なので、

停滞したからといって、学習(絵を描くこと)を止めないで、

続けていってほしいのです。

すると、まだ無かったニューロンが生み出され、時期が来るとブレイクスルーが起きて、一期に学習能力が上昇していくことを感じることが出来るでしょう

止めないで続けることが大切だよね
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この現象を知っているのと、知らないのでは結果に大きな差が出ると思うのです。


今は停滞期なんだ。

そう、自分に言い聞かせて、やめないで制作を続けましょう。

さっき書いたように、経験値が蓄積されると、ある時にその経験値が結果となって目に見える形をなって表れてきますから。

また、絵が上達すると絵を描くことが楽しくなってきますよ。

描くことを止めたらもったいないです、続けましょう!

シーシュポス条件

シーシュポス条件って何のこと?文字画像

この、シーシュポス条件という言葉を聞いたことはありますか?

これは、ギリシャ神話のなかにでてくる、シーシュポスという男が神様の怒りに触れて、刑罰を下されますが、

その、刑罰というのは、山の頂上に大きな石を運ぶというものでした。

シ-シュポスは、岩を転がしながら、山頂まで運びますが、

頂上にあと少しで到達する、というところで、石は元の場所に転がり落ちてしまいます。

今までの労働と時間がすべて無駄に終わってしまいます。

こうした

誰にも評価されない無意味な努力ほど、精神的にも、体力的にも刑罰に匹敵するくらいのダメージを与えるということなのだそうです。

これは、

さまざまな実験結果からもデーターとして、証明されているそうなのです。


これと絵を描くということとどう結びつくのかな?と感じたかもしれませんね。

絵を描きはじめたころは、ただ絵を描くことが楽しくて描いていますが

絵が1枚、2枚、3枚と描きたまってくると、

絵を描いた労力と時間は一体何のために使ったのだろう・・・?と考えるようになってくるんです。

少なくとも

私はそう考えてしまっていました。

好きだから、楽しいから描いているのはもちろんなのですが

ただ、

それだけでは

絵を描き続ける、という事は難しいことだと「シーシュポス条件」から分かったのです。

シーシュボス条件が及ぼす結果とははどのようなものか、こんな実験をしてみたそうです。

物をつくることが大好きな3人にロボットを組み立ててもらう作業をしてもらったそうです。

そして、

一人目は、ロボットを作ってもらったあと何もしない。

二人目は、ロボットは作り終わったあとに、後で壊しますと告げました(シーシュポス条件)

三人目には、ロボットを作り終わったあとに、目の前で破壊させてみせました。(シーシュポス条件)

結果、大きな差が出たそうです。

つまり、シーシュポス条件は、作ることが大好きな人達からも愛情を奪ってしまうという事なのです。

この、条件が起きるときは

自分の作品を最後まで完成させない時にも起きるそうなのです。

完璧主義だったり、スランプでなかなか思うように描けない時に、制作を途中で投げ出してしまいがちになりますが、

作品はたとえ下手であっても、完成させた方がいいのです。

どうしてなのかというと、途中までの仕事が徒労に終わってしまうからなんですね。



あの、有名な巨匠の「ピカソ」や「ゴッホ」もたくさんの作品を残してしますが

傑作ばかりではなく、大量の駄作も生み出しているんですね。

一旦、手をつけた作品はちゃんと最後まで完成さえたほうがいいのです。


こんなことを書いている私も、描いている途中で上手くいかなくて途中でやめたくなった絵がたくさんありました。

大学時代は、「キャンバスがもったいないから、最後まで描きなさい」と母に言われていましたから・・・。

でも、

社会人になってからはそんなことはなくなりましたね。

画材を無駄にしたくない、ということもありますが、最初の段階できちんと構図や色を決めてから、キャンバスに絵具で塗るようになったからだと思います。

大学時代は、早く認められたい、とか、たくさん枚数を描きたいと気持ちが焦って下書きをせずに、見切り発車でキャンバスに色を置いていたことも原因だったと思います。

犬の画像

それからもう一つ、

シーシュポス条件になることがあるのです。

それは、努力が誰にも認知されない、ということなんです。

無視される、ということは成果が破壊されるシーシュポス条件と同じなんだそう。

創作の場合も観てくれる人が誰もいないと、モチベーションが下がってしまい、やがては創作する意欲がなくなってしまうことにつながります。

犬画像

こんな絵だから・・・

なんて思わなくていいんです。

展覧会に応募したり、個展で作品を発表していきましょう。

個展なんて、大それたこと私にはむりです・・なんて思わなくていいのです。

さまざまな方が今は気軽に個展を開いていますし、

もし、個展をするのに、作品の数が少ないとか、会場を借りる予算がないのであれば、自宅で個展をして、

友人や家族に観てもらうことも、同じ効果があります。

それから、

今はSNSで、絵を描く仲間のグループを見つけることもできますね。

そういった場所で絵を発表してみてもらうことも一つの手だと思うのです。

HSPという気質

ささいなことにも敏感に反応してしまう気質のこと

さらに、もう一つのシーシュポス条件として

期待していた評価より、低い評価をうけたり、けなされたりしてしまうことがあります。

どうしても、作品を制作して発表することは、他者からの批判を完全に避けるということは難しいことです。

HSPのような、他者の言動に敏感に反応してしまう人なら、なおさらだと思うのです。

HSP(high sensitive person)とは、1996年にエレン・アーロンという心理学者が提唱した概念のことで、

日常の些細な出来事にも敏感に反応してしまう気質のことを指していいます。

HSPは、障害ではなく、生まれ持った気質のことを指して言います

この気質は5人に1人の割合で存在している

そうなのです。

こうした、繊細な気質の人は、その繊細さが芸術制作の原点であるため、あえて、周りの反応をうけない環境に身を置いて

制作活動をする工夫も必要だと思います。

アメリカのテンペラ画家である、アンドリュー・ワイエスも、外部からの批評や反応を受けないようにしていたといいます。

「ヘルガ」シリーズを描き上げる5年間は周りとの接触をせずに、制作をして仕上げたといいます。

完全な批判を受けない環境を持つのが難しいかもしれませんが、

できるだけ、そういった場所はさけて、制作・発表をしていくといいですよ。

絵の練習時間(制作時間)が足りないだけ

たくさん練習しているつもりでも・・・?文字画像

自分ではたくさん練習しているつもりでも、

まだまだ足りないということもあります。

すこしても、隙間時間を見つけて練習していきましょう。

他人と比較してしまう

他人と比較して落ち込んでしまう・・・。

よくあることです。でも、上を見たらきりがないし、下をみても限がありません。

すこしでも、上手くなりたいと思うことは向上心がある証拠ですよね、

比較して落ち込むのではなく

私は、すこしだけ、私よりうまい人を見つけて、その人のように描けるようにモチベ―ジョンアップのために活用していますよ。

完璧主義である

さっき、記事にも書きましたが、ピカソもゴッホもたくさんの駄作を制作しているそうです。

質より量と考えて、とにかく枚数を描きましょう。

私の創作意欲の保ち方

映画とか音楽とか、とにかく美しいものを観る

ターナー「リギ山」

これは、私のモチベ―ジョンアップの方法です。

たくさんの芸術に出来るだけ触れるようにしていきましょう。

まとめ

絵が上手く描けなくなった時の原因と対処について記事を書いてみました。

原因は、一つではないので、自分は何が原因なのか探ってみるといいと思います。

複数の原因がある場合もあります。

今だから言えますが、

原因があることすら分からなかった20代はただ、ただ時間と画材を

無駄にしてしまったような気がします。

だから、

これを読んで下さっているあなたには回り道をしないで進んでいってほしいなと思うのです。

それから、自信を失って絵を描く事を止めてしまう事がないようにしてほしいです。

ずっと絵を描いてきて、分かった事は、

他人と比べないことも、続ける秘訣だということです。

それは、

そうしてしまうといつまでも気持ちが上がったり下がったりが永遠に続きます。

どうして描いてるの?

なんのために?

そんなことをよく考えると、答えが見つかると思いますよ。

そして、

少しずつ、絵を見られる事に慣れていきましょう。

発表したら、批判とは隣合わせになりますが、自分の気質に合わせた発表の仕方を探っていけば大丈夫ですよ。

絵は質より量を制作し、

自分に合った発表方法を見つけること。

私はこの方法で、続けています。

続けて良かった。

そう感じているのであなたも一緒に続けていきましょう。

この記事が、少しでもお役にたてたら嬉しいです。

読んで頂きありがとうございます。

シーシュボス条件については、

yukiさんのブログを参考にさせて頂いております。

yukiさんのブログはこちら

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