【絵心とは】絵を楽しむ「コツ」と「ヒント」について

こんにちは、駒形です。

今回は「絵ごころ」について考えてみようと思います。


「私・・・絵ごころないから。」なんていうセリフを

聞いたことや、自分でもそんなことを考えたことはありませんか?


これは、絵が上手に描けないからという意味で使われているようなんですが

どうやら

辞書で調べてみると

そうではないようなのです。


むむむ・・

絵が描ける人=写真みたいに描くことができる人 ってイメージありますが、
でもでも


よく、考えると

人を引き付ける


なんだかわからないけど

魅力的な・独創的な「絵」ってありますよね。


私は


そういった、人を魅了してやまない「絵」を描ける人のことを

指して

「絵ごころ」がある と言うんじゃないのかな?と思うのです。

絵心の本当の意味とは

絵ごころを辞書で調べてみると・・・

①絵を描いたり、趣を味わったりする能力があること

②絵を描きたいと思う気持ち

とありました。

多分・・・。よく使われている意味は「私は絵が上手じゃないから」、

とか

「絵の才能がないから」・・・といったニュアンスで使っているのだと思います。

絵の才能。

これは本当によく聞く言葉です。

でもでも!

絵は才能じゃなくて、

「もの」をどんな風にとらえるか、どんな風に表現するかなんです。



画力は関係ないんですよ。

なので、

本当の意味での「絵ごころ」は、

こんな絵が描けたらいいな~

絵を描くことが好き

この絵なんだか素敵・好みだわ

そう感じることなんですね。


・・・と、いう事は

誰にでも、「絵ごころ」はあるということです。


「絵画」だけに限定しなくてもいいと思うのです、

デザインや漫画、イラストなんかも、自分で「好みだわ!」そう感じるものが

あるのなら、「絵の趣を味わう能力がある」ということなんじゃないでしょうか。

絵に苦手意識をもってしまう訳

学校の美術から成績・評価をなくしてもいいんじゃないかな~と思うのです。

絵は訓練次第で誰でも上手に描くことが可能なのですが

小学生3年生~4年生くらいの年齢になると

自分が周りかどう見られているのかや、他の子と自分を比較してみるようになります。

そうして

絵を描く、という経験が少ないことや

生まれつき

見えた情報を画像として脳に記憶を定着させるタイプの人と

物を言葉として脳に記憶を定着させるタイプの人がいるらしいのですが

後者の方は

なかなか、絵を描く時に映像として

脳に思い浮かばないので、絵を描くことが難しくなるようです。


そうしたことから

美術の授業で絵の評価や成績から私は「絵」が苦手なのだと思ってしまうようなのです。

絵は写真とは表現方法が違う

小学生から中学生になるころは

写真みたいにリアルな絵が描きたくなるようです。


リアルに描けると、ただそれだけでうれしいですよね。

だけど

人間の目はカメラのように画像を切り取って

脳に焼き付けるわけではないんです。


風景でも、見た興味のあるものや、感情が動かされた場所に目が行きますよね。

写真では、目に映る対象がすべてありのままに映されてしまいます。

だから、写真を撮影するときは被写体に合わせてピント(焦点)を合わせたり

周りをフォーカス(ぼかしたり)して

目で見たような自然な感じにするのですよね。



また、同じ風景でも

悲しいときと

うれしい時では

映る光景が変わります。

「絵」の中に作者の感情を描き出す事もできるんです。

私たちは美しいものが大好き

こちらの動画を見てほしいんです!

私たちが「美しい」ものが好きで心が惹かれてしまう理由が分かると思いますよ。




「美」を感じる心は人間誰にでもあるってことなんですね。

・・・ということは

絵ごころ=趣を味わったりする能力があること

なら、絵ごころは誰にでもあるということです。

絵心つけるためにたくさんの絵に触れよう

たくさんの「絵画」や「美術」「芸術作品」に触れましょう。


私も

たくさんの「芸術」「良い作品」に触れるようにしてきました!


・・・近くに美術館や、ギャラリーがないんです。

そんな方には


大丈夫です。

身の回りにあるきれいだな、好きだな

そう感じるものや事を見つけることで「絵画」を鑑賞したときと同じように

美意識を高めることができると思うからなんです。

私が絵を描きたいな

そう感じる動機や表現の発露(はつろ)は私が小さいころから見てきた

田舎の風景からですから。




心動かされるものを見つける、という事です。

絵心をつけるための鑑賞方法とは

鑑賞方法についてはたくさんの情報が

本やインターネットの中で紹介されていますが、私がおすすめする鑑賞方法は

自分が好きな絵画・芸術作品を見つけるということじゃないでしょうか。



自分の「好き」はたくさんの作品を見ることでしか

分からないと思うんですよね。


探すと

たくさんの、今まで思いがけない作品と出会うことがあると思うのです。

絵心を刺激するもの画集・写真集・インスタ・SNSまで

絵画表現、と一言でかたずけられないくらい

たくさんの表現方法があります。


例えば・・・

版画や切り絵・貼り絵・レリーフなど

自分の心が動かされる表現がありますよ。

そうしたことに関心を向けてみるのもいいかもしれません。

模写してみる~おすすめ~

おじいさんの顔でデッサンする
外国人女性の画像

なーんだ、

そんなことは分かっているよと思うかもしれませんが

これがとっても「絵ごころ」を上達させるうえで役に立つんです。

どんなことが役に立つのかというと

例えば

山の木々を描きたいとします。

その時に鉛筆で描く時、どんな風に線を走らせたら山の木々らしく描くことが

できると思いますか?

絵はたくさんの線の積み重ねでできています。

そうしたときに

自分でこうかな?

ああかな?

なんて考えて試行錯誤、描いては消しゴムで消してまた描きなおし・・・なんて

時間と労力を使わなくても

先人の画家を模写することで

どんな風に線を画面に走らせたらいいのか、又は鉛筆で画面の

どこの部分を黒く塗ったらいいのか、

黒さはどの程度黒く塗るのか

そんなことを、模写することで学ぶことができるんですよね。

それと

もう一つは

作者(画家)

がどんなところに興味を持って対象物を描いているのか

物をどう、線に置き換えて表現しているのか

色彩の好みや、見えている情報が模写をすることで体感できるんですね。

そうすると

絵画鑑賞したときも

また、今までとは違った視点で絵を観ることが可能になりますよ。

部屋に絵を飾ることで絵心が身に付く?

知らず知らずのうちに感じたことなのですが

いつも目に付くところに「絵」や「アート」作品を飾ったり、置いたりすることは

生活してく中で

気分を変えてくれる効果があるのではないかな?

そう思うようになりました。

そこで

調べてみたところ、絵を飾ることで「リラックス効果」があることが

分かったんです。

そのほかにもたくさんの効果が期待できるそうです。



絵を飾る

そうは言っても

なかなか、賃貸だったり

壁の面積が少なかったりして

絵を飾るまではいかないのよね。



私もそう考えていた一人でした。

で、私が実践している方法をお伝えしますね。

①壁に穴をあけたくない・気分や季節によって絵を変えたい

 そんな場合は、「ピクチャーレール」を取り付けるといいですよ。

 「ピクチャーレール」は検索すると出てきます。

 我が家は建築するときに、大工さんに頼んで玄関脇の壁に取り付けてもらいました。

②飾れる壁面が少ない

 出窓やちょっとした棚などを利用してそこに飾っています。

 100円ショップでミニイーゼルが販売されているので、絵ハガキや、小さい絵なら

 そうした方法で飾って楽しんでいます。


100円ショップのイーゼルでは小さい場合は、画材店やホームセンターなどでミニイーゼル

や皿たてなども利用して絵を飾ることができるのでおすすめですよ。

自分で絵を描くことで絵心は育つ

これが一番、「絵心」をつけるには最強なのではないでしょうか。


「絵」を描くというと

おおげさに感じてしまう方が大勢いらっしゃるのですが

ハガキサイズの絵を描いて

何枚かまとめて額にいれても

なかなか見ごたえのある作品ができますから。


「塗り絵」だってOK

だと思うんです。

やってみたら面白くてはまってしまった。

そんなひともたくさんいます。

まとめ

「絵は好きだけど描けないからね」

「こんな風にさらさら描けたら楽しいでしょうね」

そんなことを

考えたりしたらこの記事を思い出してみてほしいな~と思います。



「絵」は感性や才能だから仕方ないよ。

そう思っている人に伝わると

うれしいなと思います。


「美しいもの」を手に入れるために

人類は最古の時代からずっと争いをしてまで手に入れようとしてきた

くらい、「美」に対して貪欲な面があります。

それは「生きてくために必要な本能」だから

だったんですね。

「美しさ」を感じて楽しむ能力は人間ならだれでも備わっている

んですから、

そして

楽しむことは

人生を豊かにしてくれて

そして

健康にも影響を与えてくれるなんて!


この記事があなたのお役に立ち、そして
ちょっとでも、絵に興味を持っていただけたら嬉しいです。

では、また!

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