
画家の定義ってなんだろう?
「画家」ってなんだか現実味のない職業だなってずっと思ってきました。
そして、
「画家」になりたいひとは本当に数少ないのだろうとも考えていたのですね。
高校時代の私は「画家」は私にはまったく縁のない世界の話で、現実に職業としてなれるようなものじゃないって考えていました。
そんな私がなぜ、東京の美術大学に進学したのか・・・
それは、まったくの偶然の重なりでここまで来たようなものなのです。
美術大学を卒業してずっと油絵の制作は続けて、絵も何かしらの展覧会に出品はしていましたが
「私、画家になりたいです。」
とか
「私は画家です。」とは言えない、もしくは言ってはいけないそんな雰囲気が周りにあって、私なんかが名乗って良いものだろうか?とずっと思っていました。
そんなこともあり
周りの人達に話すときも、
「趣味でやっているんですよ」
「たいしたことないんですよ」
なんて説明していたんです。

ほんとうは、
絵を描くことで収入が得られたらどんなにいいだろう。
そんな風に考えることはあっても
心の底からどうしても、絵で収入を得るんだ!という何が何でもという考えにはならなかったのです。
現実的に、そんな人周りにもいなかったですし、
画家、と言われているような人でも、何かしらの副業をしながら制作活動をしているという現実が分かっていたからなんですね。
身近に絵を描いている人や、
絵に関することで収入を得ている人が身近にいたらもう少し違ったのかもしれませんが。
20代のころは、ずっと自分の芸術性を追求し続けるのが「画家」なのかな?そんなことを考え続けていました。
画家では食べれない、だからみんな副業を持って、仕事の合間に絵の制作をするんだろうな。
画家を名乗れるのはほんの一握りのひとたちだけなんだろうも考えていたのです。
でも、
最近になって、インターネットの普及でたくさんの絵を描いている人を
目にするようになったのです。
そんな情報やたくさんの絵を目にした事で
もしかしたら、「画家」の概念も少しづつ変わってきているのかも
そんな風に考え始めたのです。
画家になるためにまず大切なことは

ある本の中に、「マインドセット」のことが書かれていました。
「マインドセット」とは、経験や教育、思い込みによって作られた判断基準や価値観のことをいうのですが
それを知ってから物事を考える時に「なぜ?」「果たして本当のことだろうか?」
と自分の先入観に対して疑問を投げかけるようになったのです。
画家では食べていけないと何の疑いもなしに思って進路を決めてきたけれど、果たしてそれは本当だろうか?
私は画家を名乗れるような立場ではない。それはどうしてそう思うんだろう。
それは本当のことだろうか?誰かに言われたからだろうか?
その暗黙の了解によって、行動してもいないのに、私には無理。そう決めつけて行動しなかった自分に気が付いたのです。
「画家」になりたい自分はなんだかおかしい変わった人間なんだ、というコンプレックスも、後から周りの人達から植え付けられたものだということも
だんだんと気がついていきました。
「絵」を描きたいと思っている人は意外と多いんじゃないかな?
「画家」になりたい人は結構いるのかも?
そんなことが見えてきたのです。
もし、あなたが「絵」を描くことが好きだったり、「画家」になりたいと思うのなら、
こんなことを言ったら笑われるんじゃないかな?とか、絶対に無理だよね。なんて考えないで、
「画家」をめざしてみませんか?
そして、画家になるために、絵をどんどん発表していきましょう。
画家になるためにはまず、画家を名乗っていいと自分に許しましょう

自分のことを、この程度と決めつけていたら、それ以上にはなれない。
そんなことがある本の中に書かれていました。
画家を名乗っていいと自分に許しましょう。
私は、絵が売れても、売れなくても絵はライフワークとして描いていこう。そんな風にも決めていたので、どうしたらずっと絵を描き続けられるだろう?
それからは「絵を描き続ける戦略」を考えるようになったのです。
画家になるには続けることです

成功の秘訣は続けること。
もし、自分が失敗したと思うような出来事があっても、それは「こうしたらうまくいかない」という方法を学んだんだ、ととらえてまた、継続すればいいのです。
一度、中断しても、また再開すればやめたことにならないのです。
そういえば絵画教室の先生も絵は続けたもん勝ちと言ってました。
まずは、画家を名乗ることから初めてみましょう。
○○になりたかったら「○○」と名乗ってください、みんなプロから商品を買いたいのです。名乗らないことには仕事は受注できません。
これは、ある本に書かれていた内容です。
そうですよね。
自分で名乗る意思がなければだめなんですよね。
どんなに、いい絵を描いても、それを自分で広めないことには
その絵は描かれて存在していることにはならないのです。
自分で自分を紹介していかないことには、
絵をみんなに知って、見てもらうことはできないのですよね。
あなたも絵を描いているなら、みんなに見てもらいませんか?
そして、画家を目指してみませんか?