【栃木は織物の名産地】ダンボール織り機に挑戦!

こんにちは! ひだまり絵画教室の駒形です。

今回は、

こども色彩学コースで制作したコースター作りについてご紹介します。

織物は難しいイメージあるかなと思います。

だけど簡単にダンボールで織物を作ることができるんですよ。

そこで

今回はそのダンボールを利用した織り機で織物を織ってみたいと思います。

作り方について

ダンボールで画像のような織り機を作り

そこに毛糸、

もしくは細く切った木綿の布を交互に経糸(たていと)にくぐらせて織っていきます。


そうするとこのような

コースターが出来上がります。

なぜ織物なのかといいますと・・・。


栃木県は古くからの織物の名産地なのですね。

そうしたことから

郷土の歴史的文化についての知識を知ってもらいたいという狙いがあったからなのです。

それでは

栃木県の有名な織物について

ご紹介していきたいと思います

栃木の織物

栃木県は織物の名産地だった

栃木県の代表的な織物は四つあります。

一つは真岡木綿(真岡市)

真岡市内にある「真岡木綿会館」には栃木県伝統工芸士である機織り技術者が在籍 。

工程見学や機織り体験もできます。

二つ目は野州麻(鹿沼市)

麻の生産日本一になります。

現在でも伊勢神宮の注連縄(しめなわ)や横綱のまわしにも使われています。

三つ目は結城紬(結城市)

徳川家康の「小山評定(おやまひょうじょう)」で知られる小山市周辺と茨城県の結城市には

結城紬(ゆうきつむぎ)という

奈良時代から続く織物があります。



江戸時代から庶民の間で大変人気になったそうです。


江戸時代にこの地方の新しい領主となった

伊奈備前守忠次(いなびぜんのかみただつぐ) が信濃の上田から織士を招き、新たな技術を導入して

紬(つむぎ)は高級織物となったそうです。

栃木のおりものの結城紬はユネスコ無形文化遺産

結城紬は

1956年(昭和31年)  重要無形文化財に指定

2010年(平成22年)  ユネスコ無形文化遺産へと登録となりました。

四つ目が足利銘仙(足利市)

大正から昭和初期にかけて女性たちの間で銘仙の着物が全国的なブームになりました。

銘仙は太織(ふとおり)と呼ばれ、くずまゆから取れた節糸を用いて織った着物です。

その後、「目千(めいせん)」と呼ばれ、もっと上品にと「銘仙(めいせん)」と表記されるようになりました。

いかがでしたか?

栃木にはユネスコ無形文化遺産に登録されている

重要な伝統的技術が残されています。

現在は着物を着る機会はあまりありません。私自身、着物にはあまり

興味があった方ではないのですがこれを知ってからは

着物にも関心を向けるようになりましたよ。

今回、子供達と一緒に制作したダンボールでの織物は思ったよりも楽しくて

個人的にまた、作ってみたいなと思いました。


夏休みの自由研究として作ってみるのもまた良いかもしれませんね。

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