
こんにちは、ひだまり絵画教室の駒形です。
2月の25日土曜日、3年ぶりに東京六本木にある
国立新美術館に行ってきました。
東京で開催される
5つの美術大学の卒業制作展に足を運んで鑑賞できる
機会は、なかなかないと思いますので
ブログで皆さんにシェアをしたいと思います。
五美大展とは?

五美大という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
私は美術大学出身なので
なじみのある言葉なのですが
初めて聞くわ! という方もいらっしゃるかと思います。
五美大とは・・・
東京にある、5つの大学、五美術大学のことを
略してこのように呼びます。
東京にある、5つの美術大学とは・・・
武蔵野美術大学
多摩美術大学
女子美術大学
東京造形大学
日本大学芸術学部
この、5つの大学の洋画・日本画・彫刻及び立体アート
を専攻している学生さんの卒業制作を展示した展覧会となっています。
第46回目なので
半世紀近く続いているんですね。
私が学生の時代は国立新美術館ではなくて
上野の東京都美術館で行っていましたよ。
美術大学生の4年間の集大成

美術館の中に入り
まず、コインロッカーに手荷物を全部預けて・・・。
最初はこちら
女子美(女子美術大学の略称です)の卒業制作展の会場を
観ることに。
ちなみに入場料は無料です。
会場は、各、大学ごとにブースが区分けされていて
入口には、学生さんが受付でパンフレットを
渡してくれました。

美術大学でも
洋画や日本画
そして、デザインや工芸と分野が分かれています。
デザインでも
さらに、細かく学ぶ分野ごとに名称がつけられて
たくさんの専攻があるんですよ。
今回、こちらでの展示は
ファインアートといって、洋画(油絵のことですね)
それと、
日本画
それから、彫刻や立体のアート作品
のみが、展示されています。
デザインや工芸などは、別な期間の別な会場で展示
されているんですね。

洋画の展示とともに、版画の作品も
並んでいました。
上の画像 ↑ は版画の作品です。
私はこの作品はすごいなぁ~~と思ってしばらく
見とれてしまった作品です。
確実な技術に支えられて制作された作品ですね。
たくさん、時間がかかったんだろうな・・・。

100号以上の作品ばかりですが
こちらの作品もよかったので写真をパシャリ。
撮影させていただきました。

写真には収めきれないくらいの
大きくて
見ごたえのある作品ばかりで、
実際はこちらに掲載した作品の他にも
たくさんの作品が展示してありました。
ゆっくり
鑑賞したかったのですが
夫と行ったので、急ぎ足で見て回りました。
夫はさっさと先に行ってしまうのですよ・・・。(;´д`)トホホ

立体アートの作品です。
人物が一緒に写っているので
大きさが分かると思いますが
こんなに大きな作品、造るの本当に大変だったろうな。

そして、
こちらの作品は、私の娘の作品になります。
鉄で作ってあり、
これ、足のバランスを取るの難しいんじゃないのかな?
と思ってみてました。
鉄を溶接する作業だって、本当に
大変だっただろうに・・・。
そんなことを考えながら、鑑賞してきました。
それも、3体も!!!
よく、制作したなぁ!!!

写真なので
大きさが今一つ伝わらないのが
残念なのですが
結構、大きいです。
サイズは55×80×110㎝ です。

鑑賞あとは、美術館のロビーのカフェでお茶。
混雑しているかな?と
思いましたが、思いのほかすいていて
ゆとりを持って鑑賞できましたよ。
まとめ
2023年の2月。
日差しは暖かかったけど、風が吹いてまだまだ寒い日でしたが
東京に来れて
そして、五美大展に来れて本当に嬉しかった1日でした。
卒展を鑑賞していて
自分の卒展を思い出し、
あれから本当に長い時間がすぎたのだな・・
その間、いろんなことがあったな・・・
今もずっと、この五美大展が続いていること
女子美が続いていること
この女子美に私は通っていたんだな・・・など。
しかも、自分の娘も女子美に通い
そして、こうして五美大展に展示されて、それを観に来ている。
不思議な感覚を抱きながら、展覧会場を後にしました。
五美大展は毎年、2月下旬から3月の頭に東京の国立新美術館にて
開催されます。
皆さんも、ぜひ行ってみてくださいね
美大の学生さんの若い!パワーを感じられますよ。☺